
起業を考えるあなたへ──CICの「個人情報」、見落としていませんか?
起業予定の会社員の方にとって、信用情報機関「CIC」に登録されている個人情報の内容は、将来の資金調達や融資審査に大きく関係してきます。
ズバリ言いますと、あなたが思っている以上に“細かく・長期間”にわたり情報が記録されています。
しかも、その情報が古かったり間違っていたりすると、融資審査で不利になることも……。
この記事では、「CICに登録される個人情報」の全体像を、起業準備という実務目線でわかりやすく解説していきます。
ぜひ、将来に向けた“信用力アップ”の第一歩として、お読みくださいね。
目次
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CICとは何か?どんな役割を担っている?
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CICに登録される「個人情報」の内容一覧
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なぜ正しい情報の登録が重要なのか?
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登録内容の確認方法(開示請求のやり方)
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情報に誤りがあったときの対応策
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起業を見据えた情報整備のチェックポイント
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FAQ:よくある質問とその答え
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まとめ:CICと“信用の棚卸し”で未来を切り拓こう
1. CICとは何か?どんな役割を担っている?
CIC(株式会社シー・アイ・シー)は、私たち個人のクレジット取引に関する情報を収集・管理する信用情報機関です。
あなたがこれまでに利用した以下のような情報が登録されています:
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クレジットカードの契約情報
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ローン(自動車、教育、家電など)
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携帯電話の分割払い
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信販会社のショッピングローン
そしてそれらに紐づいた個人情報も、当然ながら詳細に登録されます。
2. CICに登録される「個人情報」の内容一覧
具体的に、CICには次のような個人情報が記録されています:
| 項目 | 内容例 |
|---|---|
| 氏名 | 漢字・カタカナ表記、旧姓も含まれることあり |
| 生年月日 | 西暦で登録 |
| 現住所 | 登録時点の住所。引っ越し後も旧住所が残っていることも |
| 電話番号 | 固定電話・携帯番号の両方 |
| 勤務先名・住所・電話番号 | 登録された時点のもの。転職後に未更新のケースも |
| クレジット契約者番号 | カード会社との契約単位で付番 |
| 本人確認書類情報 | 運転免許証番号など(本人確認時に登録) |
これらの情報は、契約時の申込書・本人確認書類を元にCICに提供されて登録されます。
3. なぜ正しい情報の登録が重要なのか?
起業時に行う融資申請では、本人確認書類の記載内容と信用情報機関の登録情報が一致しているかがまずチェックされます。
もし、
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勤務先が古いままになっている
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電話番号が現在と異なっている
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姓が旧姓のままで更新されていない
といった場合、審査担当者からは「情報の整合性に欠ける=信頼度が下がる」と判断されかねません。
これはとてももったいないことです。正しい情報に保つことで、“信用力”がひとつ上がると考えましょう。
4. 登録内容の確認方法(開示請求のやり方)
CICに登録された自分の情報は、以下の方法で確認できます:
オンライン開示(手数料500円)
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スマホやPCでアクセス
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クレジットカードで本人確認
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約10分でPDF形式の開示書類が確認可能
郵送開示(手数料1,000円)
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申請用紙+本人確認書類の写しを送付
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約2~3週間で返送される
窓口開示(手数料500円)
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東京・大阪にあるCIC窓口で対応
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事前予約制で即日開示が可能
開示された情報はじっくり読み込んで、誤りがないか確認しましょう。
5. 情報に誤りがあったときの対応策
誤った情報が見つかったら、すぐに以下の手続きを行いましょう。
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**CICに「訂正申し出」**を提出
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訂正理由と証明書類(運転免許証コピーなど)を添付
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CICが情報提供元(カード会社など)に調査を依頼
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誤りが確認されれば、情報が修正・更新される
修正には1ヶ月程度かかる場合もありますが、審査に影響する前に済ませておくのが得策です。
6. 起業を見据えた情報整備のチェックポイント
以下は、起業予定の会社員が今すぐ確認・整備しておきたい項目です:
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現住所とCIC登録住所が一致しているか
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氏名に誤字や旧姓が残っていないか
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電話番号が現在使っているものか
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勤務先情報は最新か
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クレジットカードの契約内容に不明な点はないか
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過去のローン・支払い状況に延滞はないか
これらを整えることで、融資審査の第一関門=「信用情報クリア」に一歩近づけます。
7. FAQ:よくある質問とその答え
Q1. CICに登録された個人情報を削除できますか?
A. 原則として、正当な理由なしに削除はできません。誤りがある場合に限り、訂正・削除の申し出が可能です。
Q2. 転職してもCICの勤務先情報は自動で更新されますか?
A. いいえ。申込時に新しい勤務先情報を提供しない限り、古いまま残ります。
Q3. 過去に使っていた住所や旧姓もずっと記録されますか?
A. 一定期間は履歴として残ります。特に審査時に過去との整合性を確認するためです。
Q4. CICの情報って、他人には見られませんか?
A. はい、見られません。本人と信用取引先(加盟会社)だけが閲覧可能です。情報保護は厳重です。
Q5. 情報を更新するにはどうすればいいですか?
A. 基本的には、新しい契約や変更申請を行った会社からCICに情報が提供されて初めて更新されます。
8. まとめ:CICと“信用の棚卸し”で未来を切り拓こう
起業とは、あなたの“志”を形にするプロジェクトです。
そのためには、お金と信用の準備を怠らないことが成功への第一歩。
CICに登録された個人情報は、あなたの「見えない信用」を支える土台。
この土台をしっかり整えることで、融資も信用も通りやすくなり、不安は安心に変わっていきます。
ぜひ今のうちに、“信用の棚卸し”を始めてみてください。
わからないことや不安があれば、いつでもご相談くださいね。
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。



























