
創業融資で見落とされがち!審査を左右する「売上見込み」の重要性とは
今回は、【創業融資】売上見込みの重要性について解説していきます。
融資審査では書かれていない“売上見込み”の本当の重要性
創業融資の審査では、自己資金や経験の有無などが要件として記載されていますが、実は記載のない項目の中で一番重要なのが「売上見込みの有無」です。
金融機関が融資で何より重視するのは返済可能性
金融機関は、融資したお金がきちんと返済されることを前提に融資を行います。返済の見込みを判断するうえで、一番重要となるのが「売上の有無」です。
売上ゼロは赤信号
当然ですが、売上が0であれば利益も出ません。むしろ赤字となり、返済原資の捻出は全く見込めないと判断されてしまいます。
「売上はこれから探す」では危険
創業後すぐに売上の見込みがなく、これから探していくというスタンスでは、金融機関にとっては非常にリスクが高く映ります。
素晴らしい商品も「売れなければ無価値」
いくら優れた商品やサービスがあっても、販売されなければ売上は上がらず、社会への価値提供にも繋がりません。
コツコツ売れるものからスタートするのが現実的
ポイントは、以下のような段階的な戦略を取ることです。
- 目先でコツコツ売れるサービスをまず提供
- 徐々に本来売りたい商品やサービスへシフトしていく
このような形であれば、いきなり大きくは成長しないかもしれませんが、金融機関から見て「堅実に返済してくれそうだ」と判断されやすく、融資が実行される可能性が高まります。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。