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コラム

建設機械・重機の購入費用は創業融資で賄えるか

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建設機械・重機の購入費用は創業融資で賄える?日本公庫の設備資金として借りる方法と注意点

建設業や解体業、土木・造園業などで独立開業するとき、避けて通れないのが「重機・建設機械をどう調達するか」という問題です。ユンボ(油圧ショベル)やバックホー、ダンプ、フォークリフトなどは1台で数百万円〜になることも多く、自己資金だけでまかなうのは簡単ではありません。「重機の購入費用は創業融資で借りられるのか?」——この記事では、その疑問に正面からお答えし、使える融資制度や審査のポイント、注意点を起業前の方にもわかりやすく解説します。(融資条件は改定されることがあります。本記事は執筆時点の情報のため、最新の内容は必ず公式情報でご確認ください。)

結論:重機・建設機械は創業融資の「設備資金」で借りられる

結論からいえば、建設機械や重機の購入費用は、創業融資の「設備資金」として借入の対象になります。創業融資で借りられるお金は、大きく「設備資金」と「運転資金」に分かれます。重機やトラック、機械装置といった、事業に長く使う固定資産の購入費は設備資金に該当します。見積書を用意し、その設備が事業にどう必要かを説明できれば、購入費用を融資で調達できる可能性は十分にあります。

むしろ建設業のように初期の設備投資が大きい業種では、設備資金の融資をうまく活用できるかどうかが、独立のスタートを左右するといっても過言ではありません。

重機購入に使える代表的な創業融資制度

創業期にまず検討したいのが、日本政策金融公庫(公庫)の「新規開業・スタートアップ支援資金」(旧:新規開業資金)です。これは、新たに事業を始める方や開業後まもない方を対象に、通常よりも有利な条件で設備資金・運転資金を借りられる制度です。なお、かつての「新創業融資制度」は廃止され、こうした創業向けの融資に整理されています。

借入限度額・返済期間の目安

新規開業・スタートアップ支援資金の主な条件の目安は次のとおりです。

  • 融資限度額:最大7,200万円(うち運転資金は4,800万円)
  • 返済期間:設備資金は最長20年(うち据置期間最長5年)、運転資金は最長10年(うち据置期間最長5年)
  • 自己資金:形式的な自己資金要件は設けられていない。ただし審査では準備状況が見られるため、借入希望額の3割程度を目安に用意できると安心

設備資金は返済期間を長く取れるため、高額な重機でも月々の返済負担を抑えやすいのが特徴です。地方自治体の制度融資(信用保証協会付き融資)と組み合わせる方法もあるため、地域の窓口もあわせて確認するとよいでしょう。

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弊社では、元日本政策金融公庫支店長の多胡や元信用金庫法人営業の小峰を中心とした専門家チームが、幅広い融資を含む資金調達支援・起業支援・経営支援を行っております。「何から始めればいいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。

V-Spiritsでは年間1,000件以上の融資などの資金調達支援や起業・経営支援を行っております。専門チームが伴走支援を行います。

重機購入で融資を受けるときのポイント

重機の購入費用を創業融資で通すには、いくつか押さえておきたいコツがあります。

  • 見積書を必ず用意する:設備資金は「いくらの何を買うか」が前提です。販売店からの見積書を取得し、申込金額の根拠にします。
  • その重機が売上にどうつながるかを説明する: 「この機械があるからこの工事を受注できる」という収益の道筋を、事業計画書で具体的に示します。
  • 受注の見込みを示す:建設業は、元請けからの仕事の当て(取引予定・受注見込み)があると説得力が増します。
  • 過大な投資にしない:開業初期から最高スペックの新車を揃えるより、事業規模に見合った設備計画にするほうが審査では好まれます。

新車・中古・リースの考え方

重機は中古市場が活発で、中古を選べば初期投資を抑えられます。創業融資では新車・中古どちらの購入費も設備資金の対象になり得ます。一方、リースを使う場合は購入ではないため、毎月のリース料は運転資金・経費の扱いになります。「手元資金をできるだけ温存したいか」「資産として保有したいか」を踏まえ、購入(融資)とリースのどちらが自社に合うかを比較検討しましょう。

審査で見られる主なポイント

創業融資の審査では、おおむね次のような点が見られます。重機購入の場合も基本は同じです。

  • 自己資金の準備状況(コツコツ貯めてきた経緯があるか)
  • これまでの経験・実績(建設業での実務経験や資格、人脈)
  • 事業計画の具体性(受注の見通し、返済原資となる利益の計画)
  • 信用情報(税金や各種支払いの延滞がないか)

とくに建設業は、本人の職歴・技術と受注の見込みが評価のカギになります。なお「必ず借りられる」といった保証はなく、計画の精度や準備によって結果は変わります。早めの準備と、根拠のある事業計画づくりが何より重要です。

よくある質問(FAQ)

Q. 中古の重機でも融資の対象になりますか?

なります。中古でも見積書を用意し、事業上の必要性を説明できれば設備資金として申し込めます。初期投資を抑えたい場合は有力な選択肢です。

Q. 開業前でも重機購入の融資を申し込めますか?

創業融資はこれから開業する方も対象です。むしろ開業前後のタイミングは創業向け制度を使いやすい時期です。見積書と事業計画を準備して相談しましょう。

Q. 重機代と運転資金は一緒に借りられますか?

設備資金と運転資金をあわせて申し込むことは可能です。重機購入後、仕事が軌道に乗るまでの運転資金も計画に含めておくと安心です。

まとめ

建設機械・重機の購入費用は、創業融資の「設備資金」として借入の対象になります。日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金などを活用すれば、長い返済期間で月々の負担を抑えながら設備を整えられます。カギになるのは、見積書の準備と、「その重機で何を受注し、どう返済していくか」を示す事業計画です。自己資金や受注見込みも含めて早めに準備を進め、必要に応じて専門家の力も借りながら、無理のない資金計画で独立のスタートを切りましょう。

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小峰精公/Kiyotaka Komine

元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。

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多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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中野裕哲/Nakano Hiroaki

税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授

税理士法人V-Spiritsグループ代表の中野裕哲は、中小企業経営者のために、税務・会計だけでなく、採用、人事、資金繰り、融資、補助金、助成金、営業、Webマーケティング、売上導線設計まで横断的に支援する実戦型経営税理士です。

経営の悩みは、突き詰めると「人・金・売上」に集約されます。中野裕哲は、大企業人事部、人材紹介会社の採用エージェント、中小企業の財務責任者、大手不動産会社での営業、出版・Web制作による集客導線構築など、幅広い実務経験をもとに、経営者の意思決定を支援します。

【対応領域】
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中野裕哲は、家業の倒産危機からの壮絶な貧乏体験を原点に、お金で苦しむ経営者をひとりにしないことを掲げています。資金繰り、採用、売上づくりの壁に対して、経営者目線で伴走します。

【主な実績】

  • 起業支援・経営支援の豊富な実績
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  • 大企業Webサイト多数監修
  • 商業出版著書監修約32冊(累計30万部超)

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