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コラム

銀行融資に落ちる理由、ズバリ教えます!

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なぜ銀行融資の審査に通らないのか?

こんにちは。起業コンサルタント(R)、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、CFP®の中野裕哲です。

今回は「銀行融資の審査に通らない理由」について、ズバリ解説していきます。この記事を読んでくださっているあなたは、1年後に起業を見据えて準備を始めている会社員の方かと思います。その準備の中でも、特に多くの方がつまずくのが「創業時の資金調達」、特に「銀行融資」です。

まず結論から申し上げます。銀行融資が通らない最大の理由、それは“準備不足”です。

銀行が重視する3つのポイント

銀行や日本政策金融公庫の創業融資審査では、主に次の3つが評価されます。

1. 自己資金があるか

銀行は、あなたがどれだけ自己資金を持っているかを見ています。単なる貯金額の多寡だけではなく、「コツコツ貯めてきたか」「出所は正当か」などもチェックされます。通帳の提出を求められ、半年から1年分の動きを見られることもあります。

これは“あなたの本気度”を測られる部分でもあります。なぜなら、「自分の資金もリスクにさらしてでも事業を始めたい」という姿勢が、融資審査ではとても重要だからです。

2. 経験とスキル

起業する業種・業態に関して、十分な知識と経験を持っているか?経営者としてやっていける素養があるか? これは過去の職歴や実績、スキルの棚卸しから判断されます。未経験分野での起業は、融資審査のハードルがグッと上がるのが現実です。

「好きだからやってみたい」だけではなく、ビジネスとして成立させるための準備をしているかどうかが問われるのです。

3. 返済可能性(=事業計画)

事業計画が、現実的かつ数字的に根拠があるかが問われます。売上の見込みや費用の積算が「なんとなく」ではなく、しっかりと裏付けられている必要があります。

売上をどうやって作るのか、そのプロセスが描かれていないと、いくら情熱があっても融資はおりません。

よくある「通らない理由」5選

理由1:自己資金が足りない

贈与や借入に見える入金はNGです。出所不明な自己資金や、直前にかき集めたような資金は信用されません。

理由2:事業経験が乏しい

「やってみたかったから」「夢だったから」というだけでは、銀行は納得してくれません。関連する業務経験や具体的な準備行動(研修受講、資格取得など)を提示しましょう。

理由3:事業計画が曖昧すぎる

「とにかく頑張ります!」では、通用しません。数字に落とし込み、初年度の売上・利益・支出を具体的に示すことが求められます。

銀行は“熱意”ではなく、“数値”で判断します。情熱と冷静な計算、この両輪が必要です。

理由4:提出書類に一貫性がない

通帳の金額と自己資金額の整合性が取れていない、計画書と実際の開業準備内容がずれているなど、小さな違和感も審査ではマイナスポイントになります。

「ちょっとしたズレ」が「信頼できない」という評価につながる世界です。

理由5:自己流で突っ走ってしまう

ネットで拾った情報を鵜呑みにし、自己流で書類を作って提出しても、審査を通すプロから見ると「素人感」はすぐにバレてしまいます。

たとえWeb上のテンプレートを使ったとしても、あなたの事業に合っていなければ意味がありません。

では、どうしたら通るのか?

対策1:少額でもいいから自己資金を貯める

融資希望額の1/3程度を目標に、地道に積み上げましょう。毎月定額を貯める習慣もアピールになります。

通帳には「定期的な入金履歴」があると信頼度が増します。今からでも始めてください。

対策2:業界経験を積むか、関連の準備を始める

副業で始めてみる、資格を取る、関係者にヒアリングするなど、事前準備を重ねましょう。

経験がゼロでも、“熱意の見える努力”があれば加点されます。

対策3:事業計画書は「見せ方」が命

Excelで数字をまとめるだけでは不十分。読み手に「この人なら任せられる」と思わせるストーリー性が必要です。

「誰に」「何を」「どう売るか」を、相手がイメージできるように、具体的に書きましょう。

対策4:専門家に相談する

創業融資に強い専門家と一緒に準備することで、通る確率は飛躍的に高まります。

経験豊富な第三者の目で見てもらうことで、思わぬ弱点にも気づけるのです。

FAQ:よくある質問

Q1. 自己資金はいくら必要?

最低でも希望融資額の1/3程度が目安です。

Q2. 会社員時代の貯金は使える?

もちろん使えます。ただし通帳の履歴から“自分の貯金”であることが明確にわかる必要があります。

Q3. 業界未経験でも通る方法は?

経験者とチームを組む、副業で実績をつくるなど、信頼材料を揃えましょう。


いかがでしたか? 起業準備中に知っておきたい「銀行融資に通らない理由とその対策」、ポイントを押さえておけば、十分にチャンスはあります。

資金調達は、起業の“成否”を分ける最初の関門です。

最初の一歩を確実に踏み出すためにも、「ズバリ、ここが違う!」という視点で準備を進めていきましょう。

ご自身の事業アイデアが形になってきたら、ぜひ一度、専門家へご相談を。あなたの夢を応援する準備は、もうできていますよ!

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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