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コラム

日本政策金融公庫での創業融資、会社員が起業前に知っておきたい全知識

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1年後に起業したい会社員のための「創業融資」入門

こんにちは。起業コンサルタント®・税理士・行政書士・CFP®の中野裕哲です。

「1年後に起業を考えています。でも、お金の準備が心配で……」

そんなご相談をよく受けます。

ズバリ言います。起業の成功を左右する大きな要素の一つが「創業融資」、つまり創業時の資金調達です。そして、多くの起業家が活用しているのが、日本政策金融公庫の「新規開業・スタートアップ支援資金」。この制度は、無担保・無保証人で最大7,200万円まで借入できる、大変ありがたい制度なんです。

でも、どう準備を始めればよいのか、いつ、どこに、何を提出するのか、不安がいっぱいだと思います。

この記事では、1年後に起業を目指す会社員の方に向けて、日本政策金融公庫の創業融資を活用するために今からやっておくべき準備や心構えを、やさしく・実務的にお伝えしますね。


起業の成功には「準備」が9割

まずお伝えしたいのは、創業融資に成功している起業家の多くは、例外なく「事前準備」をしっかりしています。準備不足は、起業の最大のリスクと言っても過言ではありません。

たとえば、公庫の担当者にこんなふうに思われてしまったら要注意です。

  • 「事業内容があいまいですね」
  • 「資金使途が不明確です」
  • 「自己資金が足りないようです」

こうならないよう、今からできる準備があるんです。


創業融資の基本を知っておこう

日本政策金融公庫の創業融資は、起業前後に利用できる公的融資制度です。主な特徴は以下のとおり:

  • 無担保・無保証人でOK(一定条件あり)
  • 自己資金は1/10〜1/2が目安
  • 起業後2期以内であれば利用可能

特に「無担保・無保証人」で借りられるのは、これから始める人にとって大きなメリットですね。


今からやっておくべき4つの準備

① 自己資金を貯める

まずは何より自己資金です。毎月の給与からコツコツと貯めていきましょう。目安は事業全体の資金の1/3以上。親からの借入は原則NG、贈与扱いでないと自己資金として認められません。

② 事業計画書をつくる

融資申請で最も重要なのが「事業計画書」。自分の言葉で、誰に・何を・どのように売るのか、売上と支出の見込みはどうか、1年間で黒字化できるかをしっかり書きましょう。時間をかけて練るべきポイントです。

③ 起業分野の経験を積む

いくら夢があっても、未経験の分野では公庫の審査は厳しくなります。副業としての実績や、資格、過去の職歴などを今から積み重ねておくことが大事です。

④ 家族の理解を得る

融資を受ける際には、事業への本気度や生活基盤の安定性も見られます。家族の理解と応援は、起業における心強い支えとなるだけでなく、融資審査にもプラスです。


よくある質問(FAQ)

Q1:今、会社員ですが、起業前に申し込めますか? →原則として、開業届提出前でも申込可能です。ただし、内定的な審査となり、実際の融資実行は開業届提出後になることが多いです。

Q2:副業実績が少しあります。有利になりますか? →はい、大きなプラス評価になります。副業でも事業実績があると「経験あり」と判断され、信用度が上がります。

Q3:自己資金が足りないと絶対に借りられませんか? →自己資金がゼロだと厳しいですが、足りない場合でも融資額が減額されるなど柔軟に対応してもらえるケースもあります。

Q4:保証人や担保は必要ですか? →「新創業融資制度」であれば原則不要です。ただし、審査内容によって例外もあります。

Q5:どこに相談すればいいですか? →日本政策金融公庫の最寄りの支店、もしくは創業支援に詳しい専門家(税理士・行政書士・起業コンサルタントなど)への相談をオススメします。


まとめ:起業前に「未来の融資」を設計しよう

これから起業を考えているみなさんに、ぜひ覚えておいていただきたいこと。

創業融資は、「起業したら申し込むもの」ではなく、「起業前から準備しておくもの」なのです。

会社員という安定した立場にいる今だからこそ、信用を積み重ねたり、自己資金を貯めたり、プランを練ったりする時間があります。この時間を活かして、着実に準備を進めていきましょう。

そして、あなたの起業が成功することを、心より応援しています!

不安があれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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