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経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
銀行との“信頼関係”が崩れる?定期預金・定期積金と融資の意外な関係
はじめに
「定期預金、ちょっと下ろしたら銀行に嫌われた?」──会社経営者なら一度は聞いたことがあるかもしれません。実はこれ、まんざら都市伝説でもないんです。今回は、元信用金庫マンの経験をもとに「預金と融資の関係性」について、実務的かつ優しい視点で解説していきます。
銀行の営業は“預金も融資も”両方が仕事!
「銀行の営業=お金を貸す仕事」と思っていませんか?実は銀行の営業マンは、預金の獲得も重要なミッションです。特に定期預金や定期積金は、安定した資金源として重宝されます。
まさに「サッカーで言えば、ゴールキーパーもフォワードもやるオールラウンダー」。預金のお願いも、大切な仕事なんです。
定期預金と定期積金の違いとは?
法人が銀行と取引する際によく登場するのが、「定期預金」と「定期積金」。
- 定期預金:一定期間お金を引き出せないが、利率が普通預金より高め。
- 定期積金:毎月一定額を積み立てていくスタイルで、契約期間が満了するまで原則引き出せない。
個人なら「貯蓄の手段」として歓迎されるこれらの預金も、法人にとっては“流動性の低さ”がネックとなるケースがあります。
預金を解約すると、なぜ“信用”が落ちるのか?
ここが今回のキモです。ズバリ、銀行との“信頼関係”が崩れるからです。
たとえば、定期預金300万円を解約したと思ったら、翌期の決算書で他行に同額の預金が記載されていたらどうでしょう?
「えっ、ウチから引き上げて、あっちに乗り換えたの?」という気持ちになるのが銀行の本音。
銀行は「うちだけを見ていてほしい」と願う“独占願望”が強いのです。
銀行との信頼関係は“恋愛”に似ている?
このあたりはまさに恋愛に似ています。ちゃんとした理由があって預金を解約するなら問題ありませんが、何も言わずに他行に乗り換えたとなると「浮気された」と感じるわけです。
つまり、「預金の移動=裏切り」と見なされることも。
だからこそ、解約時には一言「今回こういう事情で…」と説明するだけで、関係が悪化するのを防げます。
解約=絶対にダメではない!正当な理由があるならOK
定期預金を解約したからといって、必ずしも信用が下がるわけではありません。
たとえば、
- 法人税や消費税の納税資金として貯めていた場合
- 退職金積立や設備投資に向けた資金取り崩し
こうした明確な目的がある場合、銀行も納得してくれます。
“信頼される会社”になるために意識したいこと
- 取引銀行を絞る:複数行に分散しすぎず、メインバンクを大事に。
- コミュニケーションを取る:定期預金の解約など、動きがある時は説明を。
- 決算書に気を配る:毎年の決算書で見える預金の推移は、銀行が注視するポイント。
まとめ:預金も“経営戦略”の一部です
「定期預金=資産形成」と思っていた方にとっては、意外な一面だったかもしれません。
法人経営においては、預金もまた“見られている”要素のひとつ。だからこそ、戦略的に付き合っていくことが大切です。
銀行といい関係を築くために──必要なのは「お金の出入りの透明性」と「一言のコミュニケーション」。
気づかぬうちに信頼を損なう前に、ぜひ今回のお話を参考にしてくださいね。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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