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資本性ローンとは?自己資本と融資の“いいとこ取り”を活用する方法
はじめに
「資本性ローンって聞いたことあるけど、なんだか難しそう…」そんな声をよく耳にします。ですがこの制度、実は中小企業やベンチャー企業にとって、資金調達の“切り札”ともいえる存在なのです。
この記事では、日本政策金融公庫が提供する「資本性ローン」について、わかりやすく解説していきます。資金繰りに悩む経営者の方や、ベンチャー企業の財務戦略を考えるうえで、ぜひ知っておきたいポイント満載です。
資本性ローンとは?
資本性ローンは、簡単に言えば「返済期限が長く、自己資本とみなされる特別な融資」です。
通常の融資とは違い、返済方法・金利設定・資本としての見方において、ユニークな特徴を持っています。
資本性ローンの3つの特徴
1. 返済は“最後に一括”が基本
通常の融資は、毎月決まった返済がありますが、資本性ローンは契約期間終了時に一括返済が原則です。たとえば、7年間の契約であれば、7年間は返済がなく、満了時にまとめて返済するスタイルです。
「7年後の返済なんて不安…」という声もありますが、その間に事業を軌道に乗せる猶予が得られる点で、創業期・再建期の企業にとっては大きなメリットとなります。
2. 自己資本とみなされる
このローンの最大のポイントは、金融機関や金融庁の評価において“自己資本”として見なされる点です。これにより、財務諸表上の自己資本比率が改善され、債務超過の解消につながります。
特に再建途上の企業では、資本性ローンの導入によって債務超過を解消し、他の金融機関からの新たな融資を受けやすくなるケースも。
3. 業績によって金利が変動する
資本性ローンの金利は、業績に応じて変動する仕組みです。黒字であれば金利が高く、赤字であれば低くなります。
これは「配当の考え方」に近いもの。利益が出ている会社は余裕があるので多く支払える、逆に苦しい時期は支払いを抑えようという考え方です。
この制度により、成長途中の企業が“無理なく使える”融資となっています。
資本性ローンのメリット
- 債務超過の解消が可能
- 自己資本比率の改善
- 他金融機関の評価が上がり、融資が受けやすくなる
- ベンチャーやスタートアップに適した資金調達手段
- 利益が出るまで返済不要なため、キャッシュフローに優しい
資本性ローンが向いている企業とは?
1. 債務超過に陥っている再建企業
すでに金融機関との融資取引が限界に近いが、何とか再生したい──そんな会社にとって、資本性ローンは“再スタート”のきっかけになります。
債務超過を解消し、金融機関の協調体制を得られる可能性があるのです。
2. スタートアップ・ベンチャー企業
製品開発や営業基盤の整備に数年を要する企業にとって、返済猶予のある資本性ローンは非常に有効です。利益が出始めた頃に返済が始まる設計なので、事業拡大と返済負担のバランスが取りやすくなります。
投資家からの評価も上がるため、資金調達の“信用補完”的役割を果たすこともできます。
申請のポイントと注意点
- 財務内容や業績予測をしっかり説明できるように準備
- 他の融資と異なり、使い道に制限がある場合あり(制度によって異なる)
- 利用にあたっての条件や審査基準は、政策公庫や相談窓口で確認を
まとめ:資本性ローンは“企業の第二の資本”
資本性ローンは「借金でありながら、資本として評価される」まさに企業の第二の資本ともいえる存在です。
「もう借りられない…」「自己資本が足りない…」そうお悩みの経営者の方には、ぜひ知っていただきたい制度です。
まずは一度、ご相談ください。「資本性ローン、うちの会社でも使える?」というところから、一緒に考えていきましょう。
無料相談も行っているので、ぜひ一度ご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523