Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
メインバンクの真実〜“通帳だけ”じゃない本当の付き合い方〜
はじめに
「メインバンクって、よく聞くけど、実はよくわかっていない…」
そう感じたこと、ありませんか?
今回は、そんな“なんとなく知っているようで実はあやふやな”「メインバンク」について、起業家の方々にもわかりやすく、実務的な観点から解説してまいります。
「メインバンクがあると何が良いの?」
「ネット銀行じゃダメなの?」
「どうしたらメイン扱いしてもらえるの?」
そんな疑問をズバリ解消する内容になっています。動画で語られていた“本音トーク”のエッセンスも交えて、読み応えたっぷりにまとめました。
これを読めば、銀行との関係構築に対する考え方がきっと変わるはずです。
メインバンクの定義とは? 〜企業と金融機関、それぞれの視点〜
まず、そもそも「メインバンク」って何を指すのでしょうか?
多くの企業が“なんとなく”で使っているこの言葉。ですが、実はこの言葉には、企業側と銀行側で少し「温度差」があります。
起業家視点のメインバンク
起業家の方が「うちのメインバンクは○○銀行です」と言うとき、それはたいてい「預金口座を一番使っている銀行」という意味でしょう。
確かにそれも一つの事実。ただし、これだけでは不十分なんです。
銀行側の視点
一方で、金融機関が「メインバンクですよ」と自覚するためには、「この会社には我々が最も支援している」という認識が必要。つまり、“一番付き合っている”という事実に裏打ちされた信頼関係があってこそ、なのです。
メインバンクと認識されるには?〜重要な5つのポイント〜
銀行に「この会社、うちのメインだよね」と思ってもらうには、以下のようなアクションや関係性が鍵になります。
① 売上の入金を集める
ズバリ言います。「これが一番効きます」。
毎月の売上がその銀行に入金されているかどうか。これが、金融機関の“温度”を高める最大の要素です。
銀行員は、通帳をかなり見ています。
「あ、この会社、順調に売上伸びてるな」
「定期預金の提案してみようか」
そんなふうに、取引のリズムから事業の実態を把握しているんですね。
ですから、売上の入金を通帳に残しておくことで、事業の成長や安定性をアピールすることができます。
② 借入の残高がある
複数の金融機関から借入をしている場合、「どこに一番多く返済しているか?」という点も重要。
もちろん、単独で一つの銀行から借りているなら、そこがメインバンクになります。
ですが、複数ある場合は、残高の比率が高いところ=“一番重く付き合っているところ”という評価につながります。
③ 預金残高がしっかりある
銀行にとって、預金は「収益の源泉」です。
特に企業の口座で一定額の残高があると、銀行は「この会社は堅実に資金管理しているな」と高評価を与えます。
もちろん“預金残高が多ければ多いほどいい”というわけではありませんが、「売上に見合った預金がある」ということが、信頼構築につながります。
④ 取引の幅が広い
これは意外と見落とされがちですが、実はとても大切です。
法人だけでなく、経営者本人やご家族の口座、定期預金、投資信託、保険契約、振込件数…こういった多様な取引があればあるほど、銀行からの「うちのお得意様」感が強まります。
“この会社だけじゃなく、社長ご一家でもうち使ってくれてるんだ”
そう思ってもらえれば、いざという時に助けてくれる可能性がグッと上がります。
⑤ 視点全体に認識されているか?
最後に大切なのが、支店の中で「会社名と事業内容がちゃんと認識されているか?」です。
これはつまり、「ああ、○○さんの会社ね」とすぐにわかってもらえるかどうか。
名前を覚えてもらえていない企業に対しては、銀行も本気では関わりません。
“顔が見える付き合い”ができてこそ、真のメインバンク関係の入り口に立てるのです。
メインバンクの意義〜困ったときに頼れるかどうか〜
本質的に言えば、メインバンクとは「最終的に支えてくれる存在」です。
資金繰りが厳しいとき、急なトラブルがあったとき、
「この会社はうちが支えなきゃ」と本気で思ってくれる銀行。
それが、真のメインバンクです。
逆に言えば、そういう付き合いができていない銀行とは、ただの「取引先」に過ぎません。
ネット銀行ではダメなのか?
ここでよくある誤解をひとつ。
「ネットバンクでメインにしています」とおっしゃる方もいらっしゃいますが…
ズバリ言いますと、ネットバンクは“メインバンクになれません”。
なぜなら、ネットバンクは“融資機能”や“相談機能”が基本的にありません。
あなたの会社の成長を一緒に考え、資金調達や経営支援をしてくれる“伴走者”にはなれないのです。
便利さだけで銀行を選んでいると、いざというときに後悔します。
起業当初から、しっかりと信頼関係を築ける“リアルバンク”との取引をスタートさせておくことが大切です。
おわりに〜今からでも遅くない、信頼構築のスタート〜
いかがでしたでしょうか?
メインバンクとは、ただ「通帳を作っただけの銀行」ではありません。
それは、あなたの事業の“応援団長”であり、“いざというときの味方”です。
今日からでも遅くありません。
ぜひ、日々の取引の中で以下の5点を意識して、メインバンクに“認定”してもらえるような付き合い方を心がけてみてください。
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売上の入金を集中させる
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借入をしっかり返していく
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預金残高を意識する
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幅広い取引をしていく
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名前と顔を覚えてもらう
これができれば、あなたの会社は“銀行から選ばれる会社”になるはずです。
そしてそれは、成長・安定・安心の道につながります。
無料相談も行っているので、ぜひ一度ご相談ください。お待ちしております!
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