茨城県では、中小企業の新しい事業分野への進出や業態転換を支援するために、新分野進出等支援融資制度を提供しています。この制度を活用して、ビジネスの飛躍を目指しませんか?以下に詳細をご紹介します。
新分野進出等支援融資の概要
新分野進出等支援融資制度は、新たな事業分野への進出や業態の転換を支援するために、中小企業に対して資金を提供する制度です。特に、事業の再構築や規模の拡大、海外展開に積極的に挑戦する企業を対象としています。
融資対象者と条件
- 県内に事業所を有し、1年以上事業を営んでいる中小企業者
- 新分野進出、事業転換、業態転換、事業拡大、海外展開、脱炭素化に関する事業計画を策定し実行する者
新分野進出等支援融資の利用イメージ
新分野進出
建設業(木造建築工事業)が古民家を購入して飲食店に改装し、地元食材を利用した日本料理店を開店
事業転換
小売業(ガソリンスタンド)がエコカーの普及により需要が減少したため、洗車専門店に事業を転換
業態転換
小売業(衣料品販売業)が衣料品の店舗販売からサブスクリプション形式でのサービス提供に転換
事業拡大
製造業(金属プレス製品製造)が工場の新増設により生産能力を強化し、受注を拡大
海外展開
製造業(酒類製造業)が海外に販路を拡大するため、現地コーディネーターに委託して営業を展開
脱炭素化
宿泊業(ホテル経営)がエネルギー価格高騰に対応するため、施設内に太陽光発電設備を導入
融資条件
- 融資限度額: 設備資金最大1億円、運転資金最大3,000万円
- 融資期間: 設備資金10年以内、運転資金5年以内(据置期間あり)
- 融資利率: 保証付き年1.3%~1.6%、保証無し年1.8%~2.1%
- 信用保証料: 年0.45%~1.9%
融資申込みの流れ
融資申込者は、新分野進出等支援融資認定申請書に必要な書類を添えて商工会議所や商工会に提出します。その後、保証協会と金融機関の審査を経て、融資が実行されます。
- 認定申請書類を商工会議所や商工会に提出
- 保証協会と金融機関で審査
- 融資実行
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 融資担当営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago元日本政策金融公庫支店長
社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)
V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。