茨城県では、観光おもてなし施設の整備を支援するために、特別な融資制度を提供しています。この制度を活用して、施設の整備や改修を行い、観光事業を一層充実させましょう。以下に詳細をご紹介します。
観光おもてなし施設整備融資の概要
この融資制度は、県内に事業所を有し、一定の条件を満たす中小企業者に対して、設備資金を提供するものです。
融資対象
申込時点において県内に事業所を有し、引き続き1年以上事業(茨城県信用保証協会の信用保証対象業種に限る。)を営んでいる中小企業者で、次のいずれかに該当するもの。
- 県産品を活用した体験型の施設の整備・改修を行うもの。
- 海や山など自然を活用した施設の整備・改修を行うもの。
- 歴史や文化をテーマにした施設の整備・改修を行うもの。
- 一定の施設基準を満たす宿泊施設の整備・改修を行うもの。
- 観光施設のバリアフリー化のための整備・改修を行うもの。
- その他知事が必要と認める施設の整備・改修を行うもの。
融資条件
- 融資限度額: 設備資金最大5億円
- 一定の施設基準を満たす宿泊施設の整備・改修を行うものは10億円
- 保証付きの場合は2億8千万円
- 融資期間: 設備資金12年以内(据置期間2年以内)
- 融資利率: 保証付き年1.3%~1.7%、保証無し年1.8%~2.2%
- 信用保証料: 年0.45%~1.9%※
融資申込みの流れ
融資申込者は、指定の認定申請書類を商工会議所や商工会、中小企業団体中央会に提出します。その後、保証協会と金融機関の審査を経て、融資が実行されます。
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業 資金繰り解決コンサルタント V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役 大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。 日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。 クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago元日本政策金融公庫支店長 社会生産性本部認定経営コンサultant、ファイナンシャルプランナーCFP(R) V-Spirits総合研究所株式会社 取締役同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。