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コラム

POSレジ・タブレットレジの補助金|省力化補助金の活用法を解説

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保冷車・冷凍車の購入に使える補助金とは?対象になりやすい制度・条件・申請手順を中小企業向けに解説

食品の配送や生鮮品の運搬で欠かせない保冷車・冷凍車ですが、1台あたり数百万円規模の投資になることも多く、「補助金で負担を抑えられないか」と考える中小企業・個人事業主の方は少なくありません。結論から言うと、車両単体の購入は補助金の対象になりにくい一方で、設備投資や業務効率化、環境対応といった切り口でなら活用できる制度があります。

この記事では、保冷車・冷凍車に使える可能性のある補助金の種類と、対象になりやすいケース・なりにくいケース、申請の進め方を、起業直後の事業者にもわかりやすく整理しました。制度は年度ごとに内容が変わるため、必ず最新の公募要領を確認したうえで検討してください(本記事は2026年6月時点の一般的な情報をもとにしています)。

保冷車・冷凍車は補助金の対象になるのか

まず押さえておきたいのは、「移動・運搬のための一般的な車両」は、多くの補助金で対象外とされやすいという点です。汎用的に使える資産(普通車・トラックなど)は、補助金の趣旨である「生産性向上」「新たな取り組み」と結びつきにくいためです。

一方で、次のような位置づけなら対象として検討できる余地があります。

  • 新サービス・新事業に不可欠な専用設備として導入する場合(例:冷凍食品の製造販売を新たに始め、コールドチェーンを構築する)
  • 省力化・自動化の一環として、温度管理設備とあわせて導入する場合
  • EV(電気自動車)など環境対応車両として、別枠の環境系補助制度を使う場合

つまり「車が欲しいから補助金を使う」ではなく、「事業の取り組みを実現するために必要な設備のひとつとして車両がある」という整理ができるかどうかが分かれ目になります。

保冷車・冷凍車で活用を検討できる主な補助金

1. ものづくり補助金

革新的な製品・サービスの開発や、生産プロセスの改善のための設備投資を支援する制度です。冷凍・冷蔵設備を活用した新商品の製造や、新しい提供方法の確立といった取り組みの中で、専用車両が事業に不可欠と認められれば対象経費に含められる可能性があります。ただし単なる運搬用途では認められにくいため、「何の取り組みのために、なぜその車両が必要か」を事業計画で明確に示すことが重要です。

2. 中小企業省力化投資補助金

人手不足の解消に向けて、省力化につながる設備・機器の導入を支援する制度です。配送・在庫管理の効率化や、温度管理の自動化といった文脈で、対象となる設備とあわせて検討できる場合があります。カタログに登録された製品から選ぶ枠と、より自由度の高い枠があり、どちらに当てはまるかで申請の進め方が変わります。

3. 事業再構築・新分野展開系の補助金(新事業進出補助金)

既存事業から新たな分野へ踏み出す際の設備投資を支援する制度です。たとえば飲食店が冷凍食品の通販事業を新たに立ち上げる、といった大きな方向転換に伴う設備の一部として車両を位置づけられるケースがあります。

4. 環境対応車(EV・クリーンエネルギー車)の補助制度

EVの冷凍車・保冷車を導入する場合は、環境・脱炭素を目的とした国や自治体の補助制度を使える可能性があります。コールドチェーンの脱炭素化を後押しする物流系の支援や、自治体独自の導入補助が用意されていることもあるため、車両のEV化を検討している場合は要チェックです。

5. 自治体独自の補助金・制度融資

都道府県・市区町村が、地域の運送業・食品事業者向けに独自の設備補助や利子補給を設けていることがあります。国の制度より小規模でも、要件が緩やかだったり、国の補助金と組み合わせられたりする場合があるため、事業所所在地の自治体ホームページや商工会議所で確認しておくと選択肢が広がります。

なお、汎用品・パソコンなどは原則として補助対象外とされること、IT導入補助金は本記事の対象テーマとは性質が異なることも、あわせて理解しておきましょう。

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申請の基本的な流れ

補助金ごとに細部は異なりますが、設備投資系の補助金はおおむね次のステップで進みます。

  1. 制度選び・要件確認:自社の取り組みに合う補助金を選び、対象経費・補助率・上限額・公募期間を公募要領で確認する
  2. 事業計画の作成:なぜその設備(車両)が必要か、導入で何がどう良くなるかを数字で示す
  3. 申請手続き:必要書類をそろえて電子申請する(多くの制度がjGrants等の電子システムを利用)
  4. 採択・交付決定:採択後に交付決定を受けてから発注・契約・支払いを行う
  5. 事業実施・実績報告:設備を導入し、報告書を提出して補助金を受け取る(精算払いが基本)

特に注意したいのが、原則として交付決定の前に発注・契約・支払いをしてしまうと対象外になる点です。「先に車を買ってから補助金を申請」はできないため、必ずスケジュールを逆算して動きましょう。また、補助金は後払い(精算払い)が基本のため、いったんは自己資金や融資で立て替える必要があります。

申請でつまずきやすいポイント

  • 車両が「汎用品」と判断される:運搬のための一般車両とみなされると対象外。事業との結びつきを明確にする
  • 交付決定前に発注してしまう:タイミングを誤ると補助対象から外れる
  • 資金繰りの計画不足:精算払いまでの立替資金を見込んでいないと、採択されても実行できない
  • 事業計画の具体性不足:「便利になる」では弱く、売上・コスト・人手の変化を数字で示す必要がある

よくある質問(FAQ)

中古の保冷車・冷凍車も補助金の対象になりますか?

多くの設備投資系補助金では、中古資産は対象外、または条件付きとされることが一般的です。新品購入を前提に計画するのが無難ですが、制度によって扱いが異なるため公募要領で確認してください。

リースの場合は使えますか?

リースを対象に含める制度もありますが、補助対象の考え方(誰が補助を受けるか、所有権の扱いなど)が購入とは異なります。リースを検討している場合は、申請前に対象可否を確認しておくことをおすすめします。

複数の補助金を同時に使えますか?

同一の経費に対して複数の国の補助金を重複して受けることは原則できません。ただし、対象経費を分けたり、国の補助金と自治体の制度を組み合わせたりできる場合があります。組み合わせ方は専門家に相談すると整理しやすいです。

まとめ

保冷車・冷凍車は「車両単体」では補助金の対象になりにくいものの、ものづくり補助金・省力化投資補助金・新分野展開系の補助金・環境対応車の補助制度・自治体独自の制度など、事業の取り組みと結びつけることで活用できる可能性があります。鍵となるのは、「なぜその設備が事業に必要なのか」を事業計画で具体的に示すこと、そして交付決定前に発注しないなどの手続きルールを守ることです。

どの制度が自社に合うか、対象になるかどうかの判断は難しい部分も多いため、迷ったときは早めに専門家へ相談し、申請スケジュールと資金繰りをあわせて設計することが、採択への近道になります。

【無料相談のご案内】

弊社では、補助金専門行政書士法人V-Spiritsが補助金支援を行っております。元補助金審査員の三浦を中心とした各種専門家チームが全面的にサポートいたします。このケースは補助金の対象になるのか?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

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三浦高

この記事を書いた人

三浦高/Takashi Miura

元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
融資・資金調達コンサルタント
行政書士法人V-Spirits 補助者

産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。

融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

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この記事を監修した人


中野裕哲

中野裕哲/Nakano Hiroaki

税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授

税理士法人V-Spiritsグループ代表の中野裕哲は、中小企業経営者のために、税務・会計だけでなく、採用、人事、資金繰り、融資、補助金、助成金、営業、Webマーケティング、売上導線設計まで横断的に支援する実戦型経営税理士です。

経営の悩みは、突き詰めると「人・金・売上」に集約されます。中野裕哲は、大企業人事部、人材紹介会社の採用エージェント、中小企業の財務責任者、大手不動産会社での営業、出版・Web制作による集客導線構築など、幅広い実務経験をもとに、経営者の意思決定を支援します。

【対応領域】
税理士顧問、社労士顧問、補助金支援、助成金支援、資金調達支援、採用力診断、売上導線診断、経営参謀顧問。税務・会計・決算・節税に加えて、経営分析、労務管理、社会保険、助成金、採用体制づくり、融資、補助金、事業計画、営業戦略、Webマーケティング、出版、メディア活用まで一体的に相談できます。

中野裕哲は、家業の倒産危機からの壮絶な貧乏体験を原点に、お金で苦しむ経営者をひとりにしないことを掲げています。資金繰り、採用、売上づくりの壁に対して、経営者目線で伴走します。

【主な実績】

  • 起業支援・経営支援の豊富な実績
  • 起業相談件数3,000件以上
  • 資金調達支援1000件以上
  • 大企業Webサイト多数監修
  • 商業出版著書監修約32冊(累計30万部超)

V-Spiritsグループでは、融資・補助金・金融機関対応に詳しい社内役員チームも伴走します。元経済産業省系補助金審査員・事務局員、元日本政策金融公庫支店長、元信用金庫融資担当営業などの専門家が、補助金申請、事業計画、資金繰り、金融機関対応を実務面から支援します。

税理士顧問、社労士顧問、融資、補助金、助成金、採用、営業、マーケティングまで、経営者が本当に悩む領域をワンストップで相談できます。V-Spiritsグループは、起業支援・会社設立・創業融資・補助金助成金・税務会計・人事労務・許認可・経営顧問をワンストップで支援する、起業家・中小企業向けの専門家グループです。

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