
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
悪口営業は誰も得をしない──営業マンが本当にやるべき「正々堂々」の勝ち方
はじめに
営業の現場に立つと、つい陥りがちな誘惑があります。
それが「競合の悪口を言って自分を有利に見せる」というやり方。
一見、相手の信頼を揺らし、自分の商品・サービスを選んでもらえそうに思えるかもしれません。
しかし、長期的に見ればこの戦略は誰一人として得をしないのです。
営業現場の悪口合戦の実態
私が新築マンションの営業をしていた頃、競合との争いは熾烈でした。
同じエリアに物件があれば、客の奪い合い。
中には、モデルルームの出口でライバル物件への誘導看板を持ったスタッフが待ち構えているようなケースも…。
さらに、他社の欠点を直接お客さんに吹き込む営業マンも少なくありません。
たとえば、ハウスメーカーの比較検討をしていた知人は、ある営業から「そっちの家は火事になるとこんなふうに燃えますよ」とネガティブな資料を突きつけられたそうです。
結果、その知人はどちらからも買わなかった。これが現実です。
なぜ悪口営業は逆効果なのか?
1. 信頼が失われる
お客さんは、商品だけでなく営業マン自身を見ています。
他社を貶す人は、「この人は信用できない」と判断されやすい。
信頼が揺らげば、商品がいくら良くても契約には至りません。
2. 買う気持ちを削ぐ
お客さんがほぼ購入を決めかけているものに対し、「それはダメですよ」と言われると、その商品だけでなく購買意欲そのものが冷めてしまいます。
3. 負の感情を残す
悪口を聞かされたお客さんは、心のどこかにモヤモヤを抱えたままになります。
これは購買後の満足感にも悪影響を与え、リピートや紹介の可能性を下げます。
正しい比較の仕方
悪口を言う代わりに、次のような「正々堂々の比較」が効果的です。
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「あちらの商品は〇〇の点で優れています。一方、当社は△△に強みがあります。」
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「お客様のニーズに照らすと、この部分では当社がよりフィットすると思います。」
相手の良さを認めつつ、自分の強みを提示することで、会話は建設的になり、お客さんの信頼度も高まります。
営業に必要なのは「ポジティブな精神状態」
悪口営業をする人の多くは、心の中にネガティブな感情を抱えています。
しかし、営業は自分の精神状態がそのままお客さんに伝わる仕事。
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機嫌の悪い営業マン → お客さんも構え、警戒する
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ニコニコして前向きな営業マン → お客さんも心を開く
相手を落として自分が上がることはない。
むしろ、心の余裕と笑顔があるときほど成約率は高くなります。
今日からできる「悪口ゼロ営業」の実践ポイント
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競合の良さを一度認める
「確かにあちらは〇〇に優れています」と肯定から入る。 -
自社の強みに話を移す
「ただし、□□に関しては当社の方が優れています」と切り替える。 -
お客さんの立場で比較する
ニーズ・条件・予算に照らして、どちらがより適合するかを提示。 -
常に笑顔と前向きな態度を保つ
感情は表情や声に表れるため、意識的にポジティブを演出する。
まとめ
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悪口営業は短期的にも長期的にも効果がなく、信頼を損なうだけ。
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競合を認め、自分の強みを提示する「正々堂々」の比較が成約につながる。
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営業マンの精神状態は結果に直結する。ポジティブさを保つことが大事。
営業は「モノを売る」以上に、「人として信頼されるか」が勝負。
ネガティブな戦略ではなく、お客さんも自分も気持ちよくなる営業スタイルを選びましょう。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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