ビジネスの特徴
広告代理業は、企業に代わって広告活動を行うサービスを提供し収益を得るビジネスです。一般的には新聞、テレビ、ラジオ、雑誌やWebメディアなどさまざまな媒体への広告出稿をサポートすることで手数料を獲得します。その他にも成功報酬型の契約、追加のサービス料などで、安定的な収益を確保しています。
市場トレンド
広告代理店のトレンドは以下のようになります。
(1)インターネット広告の成長
2018年、広告市場は6兆5,300億円で前年比102.2%と成長しています。特にインターネット広告は5年連続で二桁成長となっています。伝統的メディアに比べインターネット広告は行いやすく、重要性が高まります。市場シェアも26.9%に拡大しており、インターネット広告は今後も業界を主導すると考えられます。
(2)コンサルティング型広告代理店
最近の広告業界では、時代に合わせて進化が必要です。そのため、「コンサルティング型広告代理店」が注目されており、専門分野での強みを活かしたサービスが求められています。これらの代理店は機械学習やテクノロジーを活用した広告手法を提供しています。
(3)ビッグデータの活用
インターネットに代表される新たな広告メディアの登場や規制緩和による広告機会の拡大、ビッグデータの活用によるターゲットをより絞った効率化など、ビジネスチャンスは広がっているといえます。
開業形態
開業形態としては、個人事業主での開業と法人を設立すり開業があります。また、その中でもターゲットとする顧客や行う広告の種類などにより以下のような形態で事業を行うことができます。
(1)総合広告代理店
幅広い広告サービスについて代理を行う形態です。
(2)専用広告代理店
インターネット広告専門など、ひとつの専門的な広告分野に絞ってサービスを提供します。
(3)ハウス・エージェンシー
特定の事業者に絞って広告サービスを提供します。グループ企業が多い大手などで活躍します。
許認可
広告代理店を開業するには特に必要な資格はありません。
しかし、企業に代わって広告を行うため専門的な知識などを取得しておく必要があります。
開業資金
小規模での開業を前提とした際に必要となる資金は860万円程度と言われています。
会社設立
広告代理店の開業は、個人事業でも可能ですが会社を設立することでより信頼を獲得することも可能です。では、具体的に会社の設立はどのように行うのでしょうか。東京都で会社を設立する場合の具体的なステップをご紹介します。
①申請書類の作成
※書類の種類は個人事業主と法人設立の場合で異なります。
②申請
※申請書類を都道府県税務署等に提出します。
③審査
④許可
その他にも、事業内容などによって必要な手続きが増える場合があります。会社設立には書類の作成や手続きが多く手間や時間がかかります。
弊社では、会社設立を考える起業家のみなさんの負担を軽減するため、コンサルティング付きの会社設立支援サービスを低価格で行っています。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
収益モデル
開業にあたっては、ターゲットとする顧客の業態、規模、取扱サービスなどの特性を踏まえて、売上の見通しを立てる必要があります。営業体制の構築や平日、土曜、日曜で来客予想数を変えるなど、細かく作りこむことが重要です。
まずは、弊社の事業計画書フォーマットを参考にして作成してみてください。
以下のリンクからダウンロードできます。
最後に
以上が広告代理店を開業する際の全体像になります。
広告代理店は必要な資格がない分、実績や結果が非常に重要視されます。
また業務量も多いため、優良なパートナーを探して、外注化も視野に入れる必要があります。
ほかにも事業計画書の作成や資金の調達など実際に営業するまでにもやるべきことがたくさんあります。
しかし、インターネットの整備化によって需要も増している分、今後ますます求められる職種だと言えるでしょう。
いち早く開業をするためには、なるべく遠回りをせずにスムーズに開業したいところです。
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