
パスタ専門店開業ガイド
ビジネスの特徴
パスタ専門店ビジネスは、新鮮な食材と独自の調理技術を活かし、主力商品として美味しいパスタを提供するサービスです。幅広い種類のパスタメニューを展開し、客層の好みや地域の食文化に合わせたオリジナルレシピを開発することが求められます。接客や雰囲気作りも重要であり、スタッフのサービス向上と一貫した品質維持が成功の鍵です。また、持続可能性を考慮し、地元産の食材を活用したメニュー開発や環境への配慮が重視されています。
市場トレンド
⑴パスタの価格高騰
地政学的な理由から小麦の生産量が減ったことでパスタの価格高騰が進んでいます。
⑵エスニックやグローバル・フレーバーの流行
パスタソースはさまざまな味があり、エスニック料理やグローバルフレーバーが市場を浸透させており、特別な味わいを楽しめるスペシャリティパスタソースが人気です。
⑶持続可能性と包装の透明性
パスタ業界でも持続可能性に対する成長へのコミットメントが反映されています。環境にやさしい包装オプションと原材料調達の透明性に重点を置いています。
⑷販売方法の多様化
宅配サービスの強化により、料理の提供方法が多様化。ウーバーイーツなどが普及し、消費者にとっての選択肢が拡大しています。
開業形態
- 法人の設立
- 個人事業主
許認可
■食品衛生法に基づく許可手続き
- 飲食店営業許可(保健所)
- 防火対象物使用開始届(消防署)
- 深夜酒類提供飲食店営業開始届(深夜営業)
■食品衛生責任者の設置
各店舗に1人の設置が義務。調理師等の資格がない場合は保健所の講習会受講・テスト合格が必要。
開業ステップ
- ビジネスプラン(事業計画書)の策定
- 適切な物件選び
- 許認可の取得
- 店舗の設計と内装工事、設備導入
- メニュー開発
- スタッフの採用と研修
- マーケティングとプロモーション
- 店舗の運営管理
開業資金
一般的に約600万〜1,000万円が必要。内装工事・厨房設備・仕入れ・スタッフ人件費・広告費など多岐にわたります。少額から始めて徐々に拡大する方法も有効です。
弊社では、元日本政策金融公庫支店長の多胡・元金融機関融資担当の小峰が、融資の事業計画・面談対策までトータル支援しています。
会社設立
個人事業でも可能ですが、取引先との信頼構築・事業拡大には法人設立が有利です。東京都での設立ステップは:
- 申請書類の作成(※都庁で購入)
- 都庁への免許申請
- 審査
- 許可
弊社では、コンサルティング付きの会社設立支援サービスを低価格でご提供しています。
収益モデル
開業前にターゲット層を明確にし、売上・利益の見通しを立てましょう。マーケティング・営業体制の構築がカギです。
弊社の事業計画書フォーマットをぜひ活用してみてください。以下のリンクからダウンロードできます。
最後に
パスタ専門店の開業は、食品衛生・防火・人材管理・マーケティングなど多岐にわたる準備が必要で、難易度の高いプロジェクトです。また、競合が多く、差別化戦略も求められます。
しかしながら!しっかりとした準備と計画があれば、パスタ専門店は大きな可能性を秘めたビジネスでもあります。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。


























