
2025年の目玉補助金である新事業進出補助金とは?
2025年に向けて、多くの事業者から注目を集めているのが
新事業進出補助金です。
本補助金は、これまで多くの企業が活用してきた
事業再構築補助金の後継制度と位置づけられており、
企業の成長・拡大に向けた新規事業への挑戦を強力に支援する制度になると考えられています。
新事業進出補助金の概要
新事業進出補助金は、既存事業の延長線ではなく、
新たな市場・新たな顧客・新たな付加価値を生み出す事業を対象とする補助金です。
単なる設備更新やIT化ではなく、
企業の成長戦略の中核となる新規事業であるかどうかが、
審査上の重要なポイントになると想定されます。
現時点でわかっている主な要件
現時点で判明している、または想定されている主な要件は以下の通りです。
- 企業の成長・拡大に向けた新規事業への挑戦であること(新規性)
- 既存事業とは異なる市場・製品・サービスであること
- 賃金要件(一定の賃上げを行うこと)
これらは事業再構築補助金でも重視されていた要件であり、
新事業進出補助金でも同様の考え方が引き継がれると考えられます。
補助対象経費について
新事業進出補助金では、新規事業立ち上げに必要な
幅広い経費が補助対象となる見込みです。
想定されている補助対象経費
- 建物費(建築・改修・内装工事等)
- 機械装置・設備費
- システム構築費
- 技術導入費
- 専門家経費
特にシステム構築費は、新規事業の競争力を高める重要な投資として、
多くの企業が活用を検討する経費の一つです。
新事業進出補助金は自社開発のシステムでも利用できるのか?
システム開発を検討する際、
「外部委託せず、自社内でシステム開発ができればコストを抑えられる」
と考える方も少なくありません。
しかしながら、新事業進出補助金は
事業再構築補助金の後継制度であることから、
自社内で開発するシステムの人件費や工数は補助対象外
となる可能性が非常に高いです。
補助金制度の基本的な考え方として、
補助金は原則「外部への発注」に対して支給される
という点を理解しておく必要があります。
外部委託によるシステム開発は対象になる
一方で、自社内開発が対象外であっても、
外部のシステム会社へ発注するシステム開発費用については、
補助対象となります。
ただし、以下の条件を満たしている必要があります。
- 新規事業の実施に直接必要なシステムであること
- 補助金の目的・要件に合致していること
- 事業計画書内で必要性・効果が明確に説明されていること
システム開発において補助金を利用する企業は多い
実際に、補助金支援を行っている企業の多くが、
システム開発費用を補助対象経費として活用しています。
よくあるシステム開発の例
- 越境ECシステム
- 在庫・倉庫管理システム
- 受発注管理システム
- 業務効率化を目的とした基幹システム
これらはいずれも、
新規事業の競争力向上や生産性向上に直結するため、
補助金との相性が非常に良い分野といえます。
システム開発で注意すべきポイント
新事業進出補助金を活用してシステム開発を行う場合、
以下の点には特に注意が必要です。
- 自社内開発は補助対象外となる
- 外部委託契約・見積書の内容が明確であること
- 新規事業との関連性を事業計画で説明できること
「システムを作りたいから補助金を使う」のではなく、
事業計画ありきでシステムが必要である
という整理が不可欠です。
よくある質問(FAQ)
Q. 社内エンジニアの人件費は対象になりますか?
A. いいえ。自社内人件費は原則として補助対象外となります。
Q. 一部を自社開発、一部を外注した場合はどうなりますか?
A. 外注部分のみが補助対象となり、自社開発部分は対象外となるのが一般的です。
Q. システム開発なら何でも対象になりますか?
A. 新規事業との直接的な関連性が説明できない場合は対象外となる可能性があります。
まとめ
新事業進出補助金は、
事業再構築補助金の後継として非常に注目度の高い補助金です。
要件に合致する新規事業において、
外部委託によるシステム開発を行う場合には、
補助金を活用できる可能性があります。
一方で、自社内でのシステム開発は補助対象外
となる点には、くれぐれも注意が必要です。
今後、新事業進出補助金の最新情報が公表され次第、
改めて詳しくご案内していきます。
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この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。


























