
起業準備はここから始まる!ズバリ言います。「成功するコンセプト作り」がカギです
こんにちは!税理士・中小企業診断士・行政書士・FPとして起業家支援に取り組んでいる中野裕哲が、今回は「ビジネスコンセプト」についてやさしく、実務的に、そして熱くお伝えします。
「副業はしてるけど、そろそろ独立を本気で考えたい」「でも、どんなビジネスをすればいいのか漠然としている」
そんな方にピッタリな、第一歩の話をしていきましょう!
「コンセプト」ってそもそも何?
ズバリ言います。
ビジネスコンセプトとは、あなたが提供する商品やサービスの「軸」となる考え方です。
誰に、何を、どのように、なぜ提供するのか。これを明確にしたものがコンセプト。
【構成要素の例】
- ターゲット(誰に)
- 商品・サービス(何を)
- 手段・方法(どうやって)
- 独自性(他社との違い)
- 想い・理念(なぜやるのか)
なぜコンセプトが重要なの?
コンセプトは、いわば「ビジネスの設計図」です。
設計図があやふやなままでは、事業もブレてしまい、お客様にも響きません。
しっかりしたコンセプトがあれば、商品づくり・販促・営業、すべてがぶれずに進められます。
コンセプトがないビジネスは…
- 価格競争に巻き込まれる
- 自分の強みが伝わらない
- 口コミも広がりにくい
逆に、明確なコンセプトがあるビジネスは、お客様から選ばれやすくなります!
コンセプト作り5ステップ
ステップ1:自分を棚卸しする
- 過去の経験、スキル、得意なこと、好きなこと
- これまでの仕事や趣味、人との関わりからヒントを得ましょう
ステップ2:お客様を明確にする
- 年齢、性別、職業、悩み、価値観、生活スタイル
- ペルソナを1人決めるとイメージしやすい!
ステップ3:課題と提供価値を整理する
- その人の「困った」「不満」を解決できることは?
- あなたの強みが、どう役立つかを言語化しましょう
ステップ4:差別化ポイントを見つける
- 同業者が多い中で、なぜあなたを選んでもらえるのか?
- 独自の切り口やストーリー、専門性を明確に!
ステップ5:一言で言えるキャッチフレーズを作る
- 例:「30代サラリーマン向け!副業から脱却する起業サポート」
- 自分の名刺やSNSプロフィールにも活かせます!
失敗しないためのチェックポイント
- 自分の「好き」だけで突っ走らない(ニーズも大事)
- 競合調査を怠らない(差別化が見えなくなる)
- 最初から100点を目指さない(まずは始めて、修正していく)
よくある質問(FAQ)
Q1. コンセプトとビジョン、どう違うの?
A. ビジョンは将来的な理想像。コンセプトは今のビジネスの軸。両方あるとベストですが、まずはコンセプトを固めるのが先です。
Q2. コンセプトが2〜3個あるのはダメですか?
A. 初期段階ではOKですが、絞りきれないと行動がブレます。早めに1本に絞る努力を!
Q3. 他人のコンセプトを真似してもいい?
A. 参考にするのはOKですが、最後は「自分らしさ」を加えるのが成功のカギです。
いかがでしたか?
「どんな事業にするか」を考えること、それが起業準備の最初の一歩です。
自分の棚卸しをして、お客様のことを考え、差別化のポイントを探す。じっくり向き合えば、必ず自分にしかできないコンセプトが見えてきます。
不安な方は、創業支援の専門家や中小企業診断士に相談するのも一つの手ですよ。
未来のあなたのビジネスが、多くの人を笑顔にするコンセプトでありますように!
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起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。