
創業計画書のフォーマットはどこで手に入れるの?
~安心して書き始めるための第一歩~
「創業融資を申し込みたいけど、どこから始めればいいか分からない…」
「創業計画書ってどこでもらえるの?」
そんなご相談を、私はこれまで数百回受けてきました。
ズバリ言います。
創業計画書のフォーマットは、ネットから無料で手に入ります。
しかも、公式な書式がしっかり用意されているので安心して使えます。
この記事では、創業計画書の入手方法だけでなく、使い方のコツ、ダウンロード時の注意点まで、まるっと解説します!
創業計画書とは何か、おさらいしておきましょう
創業計画書とは、日本政策金融公庫(以下「公庫」)に創業融資を申し込む際に必須の書類です。
事業の概要や売上見込み、自己資金、創業の動機などを記載することで、金融機関に「この人は本気で創業しようとしているな」「ちゃんと準備しているな」と判断してもらうための資料です。
いわば、創業者としての“履歴書”+“志望動機書”のようなもの。
だからこそ、正しいフォーマットを使って、きちんと記入することがとても重要なんです。
創業計画書のフォーマットはどこで手に入るの?
はい、お待たせしました。結論からお伝えします。
■ 公的な創業計画書フォーマットの入手先:日本政策金融公庫の公式サイト
→ https://www.jfc.go.jp
トップページ > 個人のお客さま > 創業・開業をご希望の方へ
この中に、「創業計画書(PDF)」があります。これが正式な提出書式です。
ダウンロードしたら、まずすべきこと
公庫の創業計画書フォーマットは、PDF形式になっています。まずは印刷して、手書きで下書きをするのもよし。PDFに直接入力していくのもよし。
【アドバイス💡】
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まずは手書きでざっくり下書きをしてみましょう
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頭の中のモヤモヤが整理され、論理的な構成になります
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清書はパソコンでPDF入力 or 印刷して丁寧に記入!
フォーマットにはどんな項目があるの?
日本政策金融公庫の創業計画書は、非常にシンプル。主な記載項目は以下の通りです👇
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創業の動機(なぜこの事業をやるのか)
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事業の概要(どこで・何を・どうやって)
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取扱商品・サービス(特徴やセールスポイント)
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販売・仕入れの方法(顧客や取引先の見込み)
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必要な資金と調達方法(融資額・自己資金)
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収支計画(売上・利益見込み)
これをA4用紙1〜2枚にまとめることになります。
フォーマットを使う際の注意点
創業計画書のフォーマットはシンプルですが、書き方次第で審査通過率が変わると言っても過言ではありません。
そこで、使う際のポイントをいくつかお伝えします👇
●「なんとなく」ではなく「数字根拠」で書く
たとえば「売上:月100万円」などと書く際は、なぜその数字になるのか根拠を明記しましょう。
「1日平均5人×単価7,000円×25営業日」などの内訳があると、説得力が格段にアップします。
●「創業の動機」は情熱+現実性を
ただ「夢だからやりたい」ではNGです。
「なぜこの分野なのか」「なぜ自分がやるのか」「その経験・実績はあるのか」を具体的に記しましょう。
●自己資金欄は“見せ金NG”!
一時的に通帳にだけ入れておくようなお金(いわゆる「見せ金」)は、公庫も見抜きます。
コツコツ貯めた本気のお金があってこそ、融資は実現します。
無料相談も活用しましょう!
「でも、自分で書くのはやっぱり不安…」
そんなあなたにおすすめなのが、無料の起業相談窓口です。
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商工会議所
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よろず支援拠点
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私たちのような「起業コンサルタント®」、税理士の無料相談
こうした専門機関で相談すれば、アドバイスが受けられます。
特に初めての方は、プロの目でアドバイスを受けることが成功の近道ですよ!
まとめ:正しいフォーマットを手に入れ、第一歩を踏み出そう!
いかがでしたでしょうか?
創業計画書のフォーマットは、
✔ 公庫の公式サイトで無料ダウンロードOK!
✔ 書く内容には戦略と根拠が必要!
✔ 一人で悩まず、専門家のサポートを活用!
この3点を押さえて、あなたの創業の第一歩をしっかり踏み出していきましょう。
「思いはあっても、形にできない…」
そんな悩みを一つずつ解決していくのが、私たち起業支援の専門家の役割です。
お気軽にご相談くださいね!
あなたの挑戦を、全力で応援します。
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起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。