
【ご挨拶】専門家に求められる進化とV-Spiritsの挑戦
〜2020年の展望より〜
どうも、V-Spiritsの有本です。
改めまして、明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年も皆様のより一層のご指導を、どうぞよろしくお願いいたします。
新年という節目にあたり、今回は少し視点を変えて、
専門家に求められる役割の変化と
V-Spiritsがどこを目指しているのかについて、
率直にお話ししたいと思います。
目次
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新年のご挨拶と本コラムの位置づけ
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V-Spiritsの専門家体制と私自身の立ち位置
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起業家・中小企業が欲している専門家像
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経営者の孤独と専門家への期待
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弊社サービスの特徴と取り組み
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2020年の展望
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よくある質問(FAQ)
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無料相談のご案内
新年のご挨拶と本コラムの位置づけ
あえて「堅苦しい話」を少し脇に置いて
当コラムではこれまで、
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金融機関の裏側
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銀行の審査ロジック
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資金繰りや事業計画の考え方
など、
どうしても実務寄りで堅いテーマを扱うことが多くありました。
もちろん、それらは経営にとって欠かせない話なのですが、
新年のスタートとしては、少し肩の力を抜いて、
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最近、どんな相談が増えているのか
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経営者が何に悩んでいるのか
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専門家に何を期待しているのか
といった、空気感の部分を共有したいと思います。
V-Spiritsの専門家体制と私自身の立ち位置
「士業だけでは足りない」と感じた理由
V-Spiritsグループは、
税理士法人を中心とした士業ネットワークを軸にした
専門家集団です。
ただし、私たちが強く意識しているのは、
士業だけで経営の悩みは完結しない
という現実です。
経営の現場では、
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数字だけでは判断できないこと
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制度論だけでは解決できないこと
が山ほどあります。
私自身が「資格を持たない専門家」である意味
私自身は、
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税理士
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社労士
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司法書士
といった資格を持っていません。
金融機関勤務時代に、
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融資審査
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企業の資金繰り
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事業計画の評価
といった実務の最前線を経験し、
その経験をベースにコンサルティングを行っています。
これは、
「資格がないからできる立ち位置」でもあると感じています。
金融機関ノウハウの希少性
起業支援や資金調達支援を掲げる税理士の先生は多いですが、
実際には、
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銀行が何を見ているのか
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なぜこの資料を求めるのか
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なぜこのタイミングで断られるのか
といった金融機関側の本音を理解している専門家は、
驚くほど少ないのが現状です。
2019年2月にV-Spiritsへ合流してからの約1年間で、
そのギャップを強く実感しました。
起業家・中小企業が欲している専門家像
表面的なアドバイスでは物足りない
多くの起業家・中小企業の方と接する中で、
共通して感じたのは、
「説明してくれる人」より「一緒に考えてくれる人」が欲しい
というニーズです。
具体的には、次のような声です。
起業家・中小企業が求める専門家の条件
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各分野における本物の専門性・実務知見
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聞かれなくても提案してくれる積極性
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短期ではなく中期的に並走してくれる姿勢
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目標やゴールを一緒に描いてくれる存在
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時には耳の痛いことも言ってくれるメンター性
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「本当にそれで大丈夫?」と言ってくれるセカンドオピニオン
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税務とは別軸で考えるキャッシュフローの専門家
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銀行員の立場・心理が分かる人
単なる作業代行者ではなく、
経営の一部を共有できる存在が求められていると感じます。
経営者の孤独と専門家への期待
誰にも相談できない決断の連続
経営者という立場は、
どれだけ人に囲まれていても、
最後は一人で決断しなければならない立場です。
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社内の人間には言えない
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家族には心配をかけたくない
そんな判断が、日常的に発生します。
先輩経営者の助言が通用しない時代
「先輩経営者に相談しているから大丈夫」
という方も多いですが、
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金融環境
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税制
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働き方
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資金調達の手法
は、数年で大きく変わります。
時代が違えば、正解も変わる
この前提を共有できる専門家が、
これからはますます重要になります。
弊社サービスの特徴と取り組み
セカンドオピニオンと財務顧問という選択肢
弊社では、
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セカンドオピニオンサービス
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財務顧問(いわば裏メニュー的存在)
を提供しています。
特に財務顧問サービスは、
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今の税理士を変えずに
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資金繰り・財務戦略だけを相談できる
という点で、多くの経営者にフィットしています。
「全部変えなくていい」という安心感
経営者にとって、
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税理士を変える
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顧問体制を大きく変える
のは、心理的なハードルが高いものです。
だからこそ、
今の体制を活かしながら、足りない部分を補う
というアプローチを取っています。
この1年で、
確実にニーズが高まっていると感じています。
2020年の展望
コンサルティングの新時代へ
2020年は、
専門家にとっても大きな転換期になると考えています。
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情報を持っているだけでは価値にならない
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資格があるだけでは選ばれない
そんな時代において、
V-Spiritsは、
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実務に根ざした専門性
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経営者に寄り添う姿勢
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本音で向き合う関係性
を軸に、進化していきます。
V-Spirits経営戦略研究所株式会社
有本 毅
よくある質問(FAQ)
Q1. 税理士を変更せずに相談できますか?
A. はい。現在の顧問税理士を尊重した形で関与します。
Q2. 起業前でも相談可能ですか?
A. むしろ起業前こそ、相談価値が高いと考えています。
Q3. 銀行対応の具体的な相談もできますか?
A. はい。金融機関目線でのアドバイスを得意としています。
【無料相談のご案内】
弊社では、中野裕哲を中心とした
起業コンサルタント®、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、
中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員などの
専門家チームが一丸となり、
起業支援・経営支援を行っております。
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経営を相談できる相手がいない
-
今の専門家体制に違和感がある
-
別の視点から意見を聞いてみたい
そんな方は、ぜひ無料相談をご活用ください。
経営者の「孤独」を「安心」に変えるお手伝いをいたします。

この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。


























