小規模事業貸付(小口事業資金)について
あなたのビジネスを支えるための資金調達、どのように進めれば良いのかお悩みではありませんか?小規模事業貸付(小口事業資金)は、設備資金や運転資金を必要とする小規模企業者にとって、非常に有用な資金源です。ここでは、その詳細をご紹介します。
融資対象者の要件
融資対象者は、以下の要件を満たす必要があります。
- 小口零細企業保証制度利用の場合
- (1)県内に住居若しくは事業所を有する個人又は県内に本店若しくは事業所を有する法人であること。
- (2)客観的に事業を行っていることが明らかであること。
- (3)行政庁の許認可等を必要とする事業を営む者は、その許認可等を得ていること。
- (4)小規模企業者であること。
- 特別小口保険利用の場合
- (1)引き続き1年以上県内に事業所を有していること。
- (2)引き続き1年以上県内において同一事業を営んでいること。
- (3)行政庁の許認可等を必要とする事業を営む者は、その許認可等を得ていること。
- (4)小規模企業者であること。
- (5)保証会の特別小口保険による保証以外に信用保証を受けていないこと。
- (6)所得税(源泉徴収分を除く)、事業税、県民税・市町民税の所得割のいずれかについて、借入申込日前1年間に納期が到来した税額を完納していること。
資金の使途
この融資は、以下の目的で利用できます。
- 設備資金:生産または商業機能を高めるための土地、建物、設備の取得費。
- 運転資金:事業運営に必要な資金。
融資条件
融資の条件は以下の通りです。
- 貸付限度額:2,000万円(既存の保証協会の保証付融資残高と新規の貸付額を合わせて)
- 貸付期間:
- 設備:10年(据置期間1年)
- 運転:5年(据置期間6か月)
- 貸付利率:年1.3%
- 保証料率:
- 小口零細企業保証制度利用の場合:年0.60%以内
- 特別小口保険利用の場合:年0.71%以内
- 担保:原則として不要です。
- 保証人:保証協会の定めるところによります。
この融資制度を利用することで、あなたのビジネスの成長を加速させることができます。ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか?
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。