経済変動対策融資(連鎖倒産防止関係)のご案内
経済の変動が激しい現代において、企業の安定した運営はますます難しくなっています。特に、取引先企業の倒産が自社に与える影響は計り知れません。そんな時に役立つのが、経済変動対策融資(連鎖倒産防止関係)です。この融資制度を利用することで、連鎖倒産を防ぎ、企業の存続を図ることができます。
融資対象
この融資の対象となるのは、取引先企業が銀行取引停止処分、破産申立、会社更生法・民事再生法の申立等により、当該取引先企業に対する債権が、予定回収時に回収不能となったことにより損害を受け、経営に著しい影響を受けると予想され、かつ、取引先企業の倒産が申込前1年6か月以内である中小企業者です。
資金使途
融資の資金は、取引先企業の倒産等による連鎖倒産防止に必要な資金として利用されます。
貸付限度額
運転資金の貸付限度額は8,000万円です。ただし、回収不能、回収困難債権額の範囲内となります。
融資利率
融資利率は以下の通りです:
- 5年以内:1.5%(責任共有)(国が指定する「大型倒産」の場合1.3%全部保証)
- 10年以内:1.7%(責任共有)(国が指定する「大型倒産」の場合1.5%全部保証)
償還期間
償還期間は10年以内(1年以内の措置を含む)です。
担保・保証人
担保や保証人については、金融機関又は信用保証協会の定めるところによります。保証付きの場合、原則として法人代表者以外の連帯保証人は不要です。
この融資制度を利用することで、企業の安定した運営を支援します。ぜひ、経済変動対策融資(連鎖倒産防止関係)を活用して、安心してビジネスを続けてください。
融資の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523
この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。