税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです。起業・経営の無料相談実施中

コラム

【事業計画について③】|専門家に5分無料相談全国対応

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

事業計画における「人の配置」を考える:誰がどの業務を担当するのか

今回も引き続き、**「事業計画」**について解説していきます。

今回のテーマは、
「誰がどの業務を担当するのか」
いわゆる 人の配置(人員計画) です。

起業相談の現場では、

  • 売上計画は作っている

  • 商品やサービスも決まっている

一方で、
「人の話になると一気に曖昧になる」
というケースが非常に多く見られます。

ですが、ズバリ言います。
事業計画において「人の配置」は、数字以上に現実を左右します。


目次

  1. 事業計画と「人の配置」の重要性

  2. 中小企業経営と「人」の関係

  3. 会社内での主な業務区分

  4. 起業時に検討すべき人員計画のポイント

  5. 人員計画と資金調達のバランス

  6. 専門分野はアウトソーシングも検討を

  7. V-Spiritsの財務顧問サービスのご案内

  8. よくある質問(FAQ)

  9. 無料相談のご案内


事業計画と「人の配置」の重要性

なぜ人員計画が事業計画に不可欠なのか

事業はよく
「ヒト・モノ・カネ」
で成り立つと言われます。

この中で、創業期・中小企業において
**最もコントロールが難しく、かつ影響が大きいのが「ヒト」**です。

なぜなら、

  • 人は感情を持つ

  • 得意・不得意がある

  • 休む・辞める可能性がある

からです。

事業計画で人の配置を考えるとは、
単に「人数」を決めることではありません。

  • 誰が意思決定をするのか

  • 誰が売上を作るのか

  • 誰が管理を担うのか

役割として明確にすることです。

ここが曖昧なまま事業を始めると、

  • 社長が現場から離れられない

  • 管理業務が後回しになる

  • トラブルが起きてから慌てる

という状態に陥りやすくなります。


中小企業経営と「人」の関係

中小企業は「人」で決まる

中小企業を経営するということは、
**「その会社で働く人がいる」**ということです。

それは必ずしも、
「たくさんの従業員がいる」という意味ではありません。

  • 社長一人

  • 社長+配偶者

  • 数名のアルバイト

このような体制でも、立派な中小企業です。

重要なのは、
その人たちが、何を期待されているのかです。

人には必ず「向き・不向き」がある

  • 営業が得意な人

  • 数字を見るのが苦手な人

  • コツコツ作業が得意な人

これを無視して、

「人が足りないから、とりあえず全部やってもらう」

という体制を作ると、
長期的には必ず無理が出ます。

事業計画では、
**理想論ではなく「現実にできる配置」**を考えることが重要です。


会社内での主な業務区分

業務は整理して考える

会社の業務をすべて書き出すと、
驚くほど多岐にわたります。

そのため、事業計画では
業務を大きなカテゴリーに分けて整理します。


経営陣

社長・役員(取締役など)

  • 経営方針の決定

  • 資金調達

  • 対外的な責任者

  • 重要な意思決定

特に社長は、
「自分がやらなければならない業務」と
「任せられる業務」
を意識的に分ける必要があります。


管理部門

財務・経理・法務・製品管理など

  • お金の管理

  • 契約・法令対応

  • 在庫・製品管理

売上を直接生みませんが、
会社を守る役割を担います。


営業部門

店頭スタッフ・販売営業・仕入営業など

  • 売上を作る

  • 顧客と接点を持つ

この部門が弱いと、
どんなに良い商品があっても売上は立ちません。


現場部門

作業スタッフ・職人・ドライバーなど

  • 商品・サービスの提供

  • 品質の維持

現場が回らなければ、
クレームや信用低下に直結します。


単純作業者

伝票整理・発送業務など

  • 専門性は低い

  • しかし時間を取られる

ここを誰がやるかで、
社長の時間の使い方が大きく変わります。


起業時に検討すべき人員計画のポイント

起業時は「全部そろえない」が正解

起業時には、次のような点を具体的に検討します。


どの部門に何人必要か

  • 今すぐ必要な人

  • 売上が伸びたら必要な人

  • 当面不要な人

時間軸で考えることが重要です。


雇用形態の選択

  • 正社員

  • アルバイト

  • 業務委託

創業期に正社員を増やしすぎると、
固定費が一気に重くなります。


人件費・採用コスト

  • 給与

  • 社会保険料

  • 採用広告費

  • 教育コスト

人を雇う=給与だけではない
という点を忘れないでください。


アウトソーシングの検討

  • 内製すべき業務

  • 外注した方が効率的な業務

ここを整理することが、
事業計画の完成度を高めます。


人員計画と資金調達のバランス

人件費は最大の固定費

人件費は、
一度発生すると簡単には減らせない固定費です。

そのため、事業計画では必ず、

  • 想定売上

  • 融資額

  • 自己資金

と人件費を照らし合わせます。

創業当初から人件費をかけすぎると、

  • 売上が少しズレただけで赤字

  • 資金繰りが急速に悪化

という事態になりかねません。

無理がある場合は、
**人事計画を見直すことは「失敗」ではなく「正しい判断」**です。


専門分野はアウトソーシングも検討を

管理部門は外注が現実的

特に、

  • 財務

  • 経理

  • 法務

といった分野は、
創業期に社内で抱える必要はありません。

アウトソーシングを活用することで、

  • 固定費を抑えられる

  • 専門家の知見を使える

  • 社長が本業に集中できる

という大きなメリットがあります。


V-Spiritsの財務顧問サービスのご案内

「雇う」より「使う」という選択肢

V-Spiritsでは、財務顧問サービスを提供しています。

  • 財務管理

  • 資金繰りの可視化

  • 融資戦略のサポート

などを、
従業員1人を雇うよりも低コストでご提供しています。

創業期こそ、
「人を増やす前に、専門家を使う」
という視点を持ってみてください。


よくある質問(FAQ)

Q1. 創業時は社長一人でやるべきですか?

A. 一人で抱え込む必要はありません。外注・アルバイトを上手く使いましょう。

Q2. 人件費の目安はありますか?

A. 業種差はありますが、固定費が重くなりすぎないことが最優先です。

Q3. いつ正社員を増やすべきですか?

A. 売上と業務量が安定してからが基本です。


【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした
起業コンサルタント®、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、
中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員などの
専門家チームが一丸となり、起業支援・経営支援を行っております。

  • 人員計画が適切か不安

  • 人件費と資金繰りのバランスを確認したい

  • 外注と内製の判断で迷っている

そんな方は、ぜひ無料相談をご活用ください。
お気軽にご相談くださいね。

フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

関連記事

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
V-Spirits総合研究所株式会社
充実の福利厚生制度
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
弊社グループ専門家への取材対応について
爆アゲ税理士の起業経営チャンネル
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX