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コラム

地方で起業するメリット──静かな環境で、自分らしいビジネスを育てるという選択

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地方で起業するメリット──静かな環境で、自分らしいビジネスを育てるという選択

「起業するならやっぱり東京?」
そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。たしかに都市部には人・情報・資金が集まりやすく、ビジネス展開もしやすい側面があります。

でも、近年では「地方で起業する」ことのメリットも注目されています。経営環境の変化や、働き方の多様化が進む今だからこそ、地方だからこそできる事業づくりがあるのです。

ここでは、地方で起業する主なメリットを、実務家視点でやさしく丁寧に解説します。


1. 圧倒的なコスト削減効果

起業にあたって避けて通れないのが「固定費」。
都市部ではオフィス賃料だけでも月10万円以上かかることもありますが、地方ではその半額以下で済むことも少なくありません。

また、人件費や交通費、生活費などの全体的なコストも抑えられ、資金に余裕を持った事業運営が可能になります。
これは、創業時の不安を減らし、継続性のある経営基盤をつくるうえで大きな強みです。


2. 地元密着で競合が少なく、選ばれやすい

都市部ではどの業種も競争が激しく、差別化が難しいのが現実です。
一方、地方ではまだ進出していない業種やサービスも多く、ニッチを突けば“唯一の存在”として注目されやすくなります。

地域にとって「新しい」「便利な」サービスであれば、応援してくれる住民も多く、口コミや紹介でお客様が自然に広がることも期待できます。


3. 補助金や創業支援が豊富

実は、地方自治体や地域の商工会議所では、地方創生や移住支援を目的とした創業補助金や利子補給制度が充実しています。

「地方に移住して創業する方には最大300万円の支援」
「空き店舗を活用すれば家賃補助が出る」
など、地域によっては東京にはない手厚い支援を受けられることもあります。

資金面が不安な方には、このような制度の活用は心強い味方になりますね。


4. 地域とのつながりが強く、協力を得やすい

地方では人と人との距離が近く、商工会や地元企業とのつながりも密接です。
そのため、商品開発・PR・販売など、協力体制を築きやすく、連携によるビジネス展開がしやすい環境にあります。

地元メディアが応援してくれたり、イベントへの出店オファーがあったりと、外から見たら「うらやましい」ほどの好循環も起こり得ます。


5. 自然環境の中で“自分らしい働き方”ができる

地方の魅力は、ビジネスだけでなく「暮らし」にもあります。
通勤ラッシュや人混みとは無縁の中で、自分のペースで働ける。
子育てや介護との両立もしやすく、心と体のゆとりを保ちやすいのも大きな利点です。

最近ではネットとクラウドツールを活用すれば、顧客対応や業務もリモートで問題なく行えます。
「地方にいながら、全国・全世界を相手に仕事をする」そんな時代になったのです。


6. ブランド力と社会的意義のある事業がつくれる

地方には、その地域にしかない文化・自然・伝統があります。
これを活かして商品やサービスに「地域のストーリー性」を込めることで、都市部にはないブランド力と“選ばれる理由”が生まれます。

また、地域課題(高齢化・空き家・若者不足など)に向き合うビジネスは、地域の未来を支える存在として高い社会的意義を持ちます。

地域に貢献するというやりがいが、事業継続のモチベーションにもなるのです。


7. 自分の人生に“納得できる”働き方を実現できる

最後に、地方起業の最大のメリットは、「誰かの価値観に合わせるのではなく、自分が信じるスタイルで働ける」という点にあります。

競争に追われない。人の目を気にしすぎない。
自然や地域と調和しながら、家族・時間・仕事のバランスを自分でデザインできる自由。

これは、都市ではなかなか手に入らない贅沢な価値かもしれません。


8. 柔軟な人材活用で、チームづくりも自分流に

地方では、人材確保が難しい一方で、「副業OKな人材」や「地域おこし協力隊」「シルバー人材センター」など、都市とは異なる柔軟な人材活用の機会があります。
特に、パートタイムや業務委託ベースでの協力体制を築きやすく、「必要なときに必要な分だけ」というスマートな人材活用が実現しやすいのです。

また、地元高校や専門学校との連携など、将来の担い手育成にもつながる動きがあるのも、地方ならではの特徴です。


9. 人生そのものの“満足度”を高められる

起業は「仕事をすること」だけではなく、「どんな人生を送りたいか」を考える機会でもあります。
地方での起業は、ビジネスと暮らしを一体に考えることができ、仕事だけでなく、家族との時間や地域との交流も含めて、豊かな人生設計が可能です。

都会の喧騒を離れ、自然と共に働き、生きる――そんな選択も、これからの時代には“成功”のひとつの形なのです。


おわりに──都会だけが起業の舞台じゃない

起業といえば「東京・大阪・名古屋…」というイメージが強いですが、今や地方にも多くのチャンスがあります。
むしろ、地方だからこそ得られる“人とのつながり”や“地域の後押し”は、起業家にとって何よりの財産になることもあります。

「この土地で、誰かの役に立ちたい」
「自分らしい働き方を見つけたい」
そんな思いがある方は、ぜひ地方起業という選択肢も視野に入れてみてください。

ご不安や資金面でのご相談がある方は、どうぞお気軽に専門家にご相談くださいね。あなたの夢が地方で花開くことを、心から応援しています!

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523

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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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