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コラム

起業準備は何から進めればいい?──ゼロから始める人のための安心ステップガイド

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ズバリ言います。
「起業したいけど、まず何から手をつければいいのかわからない」――そんな方はとても多いです。
SNSやネットの情報を見れば、「法人を作ろう」「補助金を申請しよう」「まずは集客だ」など様々な声がありますが、
いざ自分が始めるとなると、何から動けばいいのか迷ってしまいますよね。

ご安心ください。
起業準備には、順番があります。
無理なく、無駄なく進めるためには、段階ごとにやるべきことを整理していくことが大切です。

今回は、これから起業を目指す方のために、「何から始めて、どう進めていけばいいのか?」
という起業準備の全体像を、やさしく、かつ実務的にお伝えします。

1.最初に考えるべきは「目的とビジョン」

まず最初にやるべきこと。それは「なぜ起業したいのか?」という
自分の“想い”と“目的”を明確にすることです。

・なぜ会社ではなく自分でやりたいのか?
・どんな人に、どんな価値を届けたいのか?
・どのようなライフスタイルを実現したいのか?

このように、自分の動機や価値観を言葉にしてみることが、
すべての出発点です。
ここがブレていると、後々の事業計画や集客にも一貫性がなくなってしまいます。

2.次にやるべきは「ビジネスの構想づくり」
目的が定まったら、次は「何で稼ぐか?」というビジネスモデルの構想に入ります。
この段階では、次のような項目をざっくりと洗い出していきましょう。

・商品・サービスは何か

・誰に向けて提供するのか(ターゲット)

・どこで・どのように提供するのか(方法やチャネル)

・いくらで売るのか(価格帯)

・競合との差別化ポイントは何か

この段階ではまだ「完璧なプラン」でなくても大丈夫。
あくまで「たたき台」として構想を持つことで、
その後の市場調査や収支計画にスムーズに進めるのです。

3.「市場調査」と「ニーズの確認」
ビジネスの構想を描いたら、それが実際に「ニーズがあるのか?」を確認する作業が必要です。
これが、いわゆる「マーケットリサーチ」です。

・競合のサービスや料金を調べる

・ターゲット層にインタビューしてみる

・試作品やテスト販売をして反応を見る

・SNSやブログで情報発信し反応を探る

この段階で得られる“リアルな声”は、事業計画の修正や改善に大いに役立ちます。
「いいアイデア」と思っていたものが実はニーズがなかった……
というケースもあるため、ここで現実をしっかり確認しておきましょう。

4.「自己資金」と「創業資金」の見積もり
事業の概要がまとまってきたら、いよいよ「お金」の話です。

・開業にいくらかかるのか?(初期費用)

・月々いくら必要か?(運転資金)

・用意できる自己資金はいくらあるか?

・融資や補助金の利用予定はあるか?

この段階で、創業計画書や事業計画書の作成に入るケースもあります。
資金が足りない場合は、日本政策金融公庫の創業融資など、
公的制度の活用を視野に入れると良いでしょう。

5.「事業計画書の作成」
資金調達を検討する場合はもちろん、
事業の指針を持つという意味でも、「事業計画書」は重要です。
以下の項目を網羅できていれば、基礎的な計画書としては十分です。

・事業の目的と内容

・市場・競合分析

・商品・サービスの詳細

・販売戦略(価格、広告、集客方法)

・売上予測と経費の見積もり

・資金調達計画

・スケジュール

作った事業計画書は、信頼できる人や専門家に見てもらうことで、
よりブラッシュアップできます。

6.「開業形態の決定(個人事業or法人)」
いよいよ開業が近づいてきたら、「個人事業主」として始めるのか、「法人(株式会社など)」としてスタートするのかを決めましょう。

それぞれにメリット・デメリットがあります。

 

 

 

 

 

 

小規模なビジネスなら個人事業からスタートし、軌道に乗ったら法人化する「ステップアップ型」もおすすめです。

7.「開業手続きとスタート準備」
最後のステップは、いよいよ「実行」のフェーズです。具体的には次のような手続きを進めていきます。

・開業届や法人登記の提出

・銀行口座、印鑑の作成

・必要な許認可の取得

・ホームページやSNSの開設

・広告宣伝の準備

・備品やオフィスの整備

・商品・サービスの最終調整

ここまでくれば、いよいよ実際の「開業日」が見えてきます。

最初は不安も多いと思いますが、

「準備してきたことを一つずつ丁寧にやるだけ」と考えると、気持ちも楽になりますよ。

まとめ:「起業準備=土台づくり」
起業準備は、ただの“段取り”ではありません。

あなたの夢を支える「土台づくり」です。

だからこそ、焦らず、着実に進めていくことが大切です。

一人で迷ったり、悩んだりする必要はありません。

信頼できる専門家に相談しながら、一緒に計画を練り直したり、

アドバイスをもらったりすることで、成功への道がぐんと近づきます。

ご不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談くださいね。
あなたの第一歩を、全力で応援します!

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