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コラム

いまさら聞けない「支払サイト」って何?

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いまさら聞けない「支払サイト」って何?

~資金繰りを整えるうえで意外と見落としがちな“支払ルール”の基本と実践~

「支払サイトって何ですか…?」
請求書を受け取ったとき、「支払期限は30日以内」とだけ書かれていて、具体的にいつまでに支払えばいいのか迷った、そんな経験はありませんか?

支払サイトとは、取引先に支払う「支払い期日のルール」のこと。請求から実際に現金が動くまでの期間(=サイト)を指します。

言い方を変えると、「支払サイト=支払いサイト=支払条件のうち“いつ支払うか”の基準」です。これをしっかり押さえておくと、キャッシュフローの管理が楽になり、支払い遅延や取引トラブルを避けやすくなります。

この記事では、支払サイトの意味や具体的事例、経営への影響、よくあるルールをイチから解説しますね。


支払サイトとは?どんな意味?

  • 請求から支払いまでの日数

  • 業界や契約形態で決まっている場合もある

  • キャッシュフローを安定させるための大きな要素

たとえば、20日サイトであれば「請求書発行から20日以内に支払う」、月末締め翌月末支払いであれば「請求日は月末、それから1か月後に支払い」という意味になります。


なぜ支払サイトが重要か?

  1. 資金繰りを見通しやすくなる
     「いつ出金があるか」が分かれば、銀行預金や資金の余裕を確保できます。

  2. 支払い遅延のトラブル性を低減
     「支払いサイトが明記されていない→未払いになる」リスクが避けられます。

  3. 対等な取引関係の象徴にもなる
     ビジネスパートナーとして“きちんとした取引”を前提に進められます。


代表的な支払サイトのタイプ

下記は実務でよく使われる支払サイトの例です:

  • 即時/即金払い:当日中に支払い

  • 20日サイト:20日以内に支払い

  • 翌月末払い:月末に請求→翌月末に支払い

  • 月末締め翌々末払い:たとえば1月末締→3月末に支払い(業界や規模でよくある方式)

どれを選ぶかは、業種、資金の流れ、相手企業の業界慣習などによって調整します。


支払サイトを決める際のポイント

  • 資金繰りバランスを確認する
     早く支払いすればスムーズでも、資金が回らなくなるリスクも。

  • 業界慣習を調べる
     同業他社ではどのサイトが多いか確認しておくと安心です。

  • 取引先と状況を相談しながら調整
     初回は一般的なサイトで合意 → 信頼構築後に延長交渉もあり

  • 契約書などに明記しておく
     曖昧にせず文面化することで、揉める可能性を下げます。


支払サイトがビジネスに及ぼす影響

たとえば、30日を30営業日に変更するだけで、資金の動きに余裕ができるといった例も。とくに売上高が大きくなるにつれて、この差がキャッシュフローに大きな違いを与えます。

逆に、支払サイトを守れなかった場合は信用低下にもつながるため、慎重に調整しましょう。


まとめ:支払サイトは「お金の安心設計図」

ふつうに見過ごされがちですが、「いつ支払うか」を明確にする支払サイトは、資金の安全と信頼取引を支える不可欠なツールです。

あなたの事業が成長するにつれて、支払サイトの理解と設定は必ず役に立ちます。
「なんだか資金がやりくりしづらい」と感じたら、まずは支払サイトの見直しをおすすめします。


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弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
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この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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