何が人を成長させるかは、いろいろあるだろう。
いろいろな「欲」もひとつだ。
「金持ちになりたい!」、「いい車に乗りたい!」、「有名になりたい!」、「異性にモテたい!」など。
「欲はエンジン」とはよくいったものだ。
「世の中の役に立ちたい!」という高尚なものだってあるだろう。
ポジティブなパワーによって成長できるのだったら、理想的だ。
逆にネガティブな面からのモチベーションだって、あっていいと思う。
例えば、人からバカにされたとか、挫折したとかだ。
これは強烈なモチベーションを生む。
いわゆる「なにくそ精神」だ。
自分の場合、幸いにも人に比べれば若い頃から苦労も多かったし、
順風満帆な人生を送っていないし、挫折も多い。
「なにくそ精神」が一番のエンジンになるタイプだ。
例えば、中学生のときだが、医者の息子である友達に言われたことで、
ひどく傷ついた。
家業は「バイク屋」だったのだが、それは『社会の最下層の家庭だ』と言われたのである。
そこから、奮起して、絶対に見返してやろうと思った。
オレも医者になってやると思って、猛烈に勉強を始めた。
努力むなしく、結局は挫折するのだが(笑)
実は、最近でもいろいろとある。出版関係が最たるものだ。
いままでに3本ほど企画で落ちているが、処女作を出したあたりのこと。
ある大手出版社の企画だが、最後の役員会議の場で「企画見送り」として落ちたのである。
その理由は、
「起業について語るほど、中野裕哲という人間は成功もしていないし、世に知られていない」
というものだった。
これは悔しかった。そのとおりだとも思った。でも、「絶対に今に見ていろ!」と思った。
現時点でも、まだまだ、これを覆せるほとに活躍できていないし、成功も出来ていない。
もっともっと努力して、力をつけたいと思う。
もっともっと活躍して、成功する起業家をたくさん輩出したい。
そして、証明したい。
そのうえで、あのときの企画を世に出したい。
ひとつのモチベーションである。