
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
「もらえる嬉しさ」より「失う悲しみ」の方が強い?
~プロスペクト理論で読み解く人の行動心理~
はじめに:グラフを前にすると難しく感じても大丈夫です
ズバリ言います。
グラフや数式が出てきただけで「難しい…」と思ってしまう方、多いですよね。
でもご安心を。今日のテーマは「嬉しさよりガッカリの方が強い」という、ごくシンプルな人間心理のお話。そして、それが実は広告やプレゼント、給与アップなどにも活かせる、非常に実用的な視点なんです。
プロスペクト理論って?「得/損」の感情の違いを科学する
プロスペクト理論とは、行動経済学の中で提唱された理論で、「得るときの嬉しさ」と「失うときの悲しさ」が、同じ金額でも感じ方が違う──というものです。
基本的な図解イメージ(言葉だけで)
-
横軸:左が損失、右が利益
-
縦軸:「嬉しさ」「ガッカリ度」など感情の強さ
-
「得」→最初は嬉しいけど、だんだん慣れて鈍る感覚
-
「失」→最初ガッカリだけど、更に慣れてくると、どんなマイナス額も“同じくらい落ち込む”感覚になる
数字で見ると、ガッカリの方が強い
実験値では、5万円を手にした時の嬉しさより、5万円を失ったときのガッカリの方が約2.5倍強かったという結果もあるんです。
この感情の差がわかるだけで、人の行動が見えてくる。だからマーケティングでも、こういった心理を巧みに使えると一歩リードできます。
この理論を日常でどう使う?
① 給与アップ・ボーナス設計でも応用可能
たとえば、「給料25万円から27万円にアップ」より、「25万円+福利厚生3,000円をプレゼント」の方が嬉しく感じることもあるんです。
“金額より形式や印象”。これもプロスペクト理論の作用です。
② 人が“損したくない”気持ちを活かす広告設計
「これを買えば得する」「〇〇円損しますよ」のどちらの訴求が効果的か。
実は後者──“損失の回避”を強く訴えた方が、売上につながりやすいケースが多いのです。
人間の「効用の鈍化」と「損失回避」の感覚
-
得る快感ほど、大金でも感情は鈍くなる(効用の鈍化)
-
でも損する悲しみは、どれだけ大きくても「同じくらい嫌」になる感覚(損失回避)
この心理の偏りを理解することは、プレゼントの効果や広告の切り口設計にも直結します。
まとめ:難しく見えても、使えば納得できる理論です
このプロスペクト理論は見た目よりシンプルで、使えるアイデアがたくさんあります。
-
グラフより大事なのは「得より失が心に強く残る」こと
-
だから広告や人事では「失ったら嫌ですよ」を伝える設計も効果あり
-
ぎゃくに「失う」「損する」という文脈を上手に使えば、行動変容は起こりやすい!
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523