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フレーミング効果で売上を劇的に変える!行動経済学が教える「見せ方」の力
はじめに
「同じ商品、同じ価格なのに、売れ行きが全然違う」
そんな不思議な現象を、あなたも店頭やECサイトで体験したことがあるはずです。
その背後には、人間の心理を巧みに突いた フレーミング効果 という行動経済学の法則が隠れています。
本記事では、フレーミング効果の仕組みと実践例、そしてビジネスでの応用方法を徹底解説します。
読み終えたころには、あなたの販売戦略の“見せ方”がガラッと変わるはずです。
1. フレーミング効果とは?
フレーミング効果(Framing Effect)とは、同じ事実や数字でも、表現や見せ方を変えることで人の判断や行動が変わる現象 のことです。
心理学や行動経済学で広く知られ、マーケティングや営業現場で多用されるテクニックです。
ポイントは、情報の中身ではなく「枠組み(フレーム)」が意思決定に影響する ということ。
数字や条件は全く同じでも、提示の仕方次第で売上や購買率が大きく変わります。
2. 分かりやすい例:「2着目無料」と「50%OFF」
想像してください。
白Tシャツ1枚5,000円、青Tシャツ1枚5,000円のお店があります。
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パターンA:どちらも50%OFF → 1枚2,500円
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パターンB:1枚5,000円、2枚目は無料 → 2枚で5,000円
数値的にはどちらも同じ「2枚で5,000円」。
しかし、実際の購買行動はBの方が圧倒的に有利です。
なぜなら「2着目無料」という提示は、お客様に「どうせなら2枚買った方がお得」と思わせるから。
50%OFFでは「1枚だけ買って帰る」という選択肢が残りますが、2着目無料だとほぼ自動的に2枚購入に誘導されます。
3. 医療現場でのフレーミング効果
この効果は販売だけでなく、医療や人事など幅広い分野で現れます。
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「この手術は成功率90%です」と言われた場合
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「この手術は10%の確率で失敗します」と言われた場合
数字は同じですが、多くの人は前者の説明の方が安心感を抱きます。
人は“ポジティブな枠組み”の中で判断する方が心理的負担が少ない という特性があるのです。
4. なぜ人はフレーミング効果に左右されるのか?
理由はシンプルです。
私たち人間は「数字」や「論理」だけで判断しているようで、実は感情や印象が大きな影響を与えているからです。
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数字が同じでも、言葉や順番で“印象”が変わる
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無意識に「得をしている感覚」や「損を避けたい感覚」が行動を促す
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提示の仕方によって、選択肢の見え方が変化する
販売戦略や広告表現では、この心理を理解している企業が着実に成果を上げています。
5. フレーミング効果の販売現場での応用
5-1. 価格表示の工夫
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「3,000円引き」より「30%OFF」の方が響く場合がある
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「初回無料」より「初回5,000円分プレゼント」の方が価値感が増す
5-2. 商品セットの組み合わせ
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「1個買うと1個無料」 → 複数購入を自然に促す
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「まとめ買いで〇円お得」 → 節約感を強調
5-3. 実績・効果の表現
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「90%が満足」と言うか、「10%が不満」と言うかで印象が変わる
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「〇〇人が利用」より「毎日〇〇人が新規登録」と言う方が活気を感じさせる
6. 気をつけるべき落とし穴
フレーミング効果は強力ですが、使い方を間違えると逆効果になることもあります。
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誇張しすぎて信頼を失う
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表現が回りくどくなり、逆に理解しづらくなる
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顧客が「操作されている」と感じると不信感につながる
大切なのは、事実を捻じ曲げずに、ポジティブな枠組みで提示することです。
7. 今日からできる実践ステップ
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自社の商品やサービスの「数字」をすべて書き出す
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その数字を「ポジティブ枠」と「ネガティブ枠」の両方で表現してみる
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顧客に響く方をテストし、反応を比較する
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広告・営業トーク・価格表など全ての接点で統一する
まとめ
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フレーミング効果は「同じ事実でも見せ方次第で結果が変わる」心理法則
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数字や条件をポジティブに見せることで購買率を上げられる
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販売、医療、人事など幅広い分野で応用可能
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信頼を損なわない範囲で活用することが重要
あなたのビジネスも、「何を売るか」だけでなく「どう見せるか」を変えるだけで、驚くほど成果が変わるかもしれません。
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