税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです。起業・経営の無料相談実施中

コラム

退職ラッシュが起きた中小企業がやるべきこと・やってはいけないこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

退職ラッシュで会社が傾く前に|連鎖退職を止める初動とやってはいけない対応

一人の退職をきっかけに、まるでドミノが倒れるように社員が次々と辞めていく——いわゆる「退職ラッシュ(連鎖退職)」は、中小企業にとって経営を揺るがしかねない深刻な事態です。残された社員の負担が増え、それがまた次の退職を招く悪循環に陥ることもあります。本記事では、退職ラッシュに直面した中小企業の経営者・人事担当者に向けて、状況を悪化させる「やってはいけない対応」と、連鎖を止めて立て直すために「やるべきこと」を、現場目線で整理します。なお労働法や雇用関連の制度は変わることがあるため、個別の手続きは執筆時点の情報をもとにした一般的な考え方として参考にしてください。

退職ラッシュ(連鎖退職)はなぜ起きるのか

連鎖退職は、偶然が重なって起きるわけではありません。多くの場合、もともと社内にあった不満や負担が、誰か一人の退職をきっかけに一気に表面化します。よくある引き金には、次のようなものがあります。

  • キーマンの退職:頼りにされていた中堅・エース社員が抜け、周囲が「この会社は大丈夫か」と不安になる
  • 業務負担の偏り:辞めた人の仕事が残った社員に上乗せされ、疲弊が広がる
  • 処遇・将来性への不満:成果を出しても給与や評価に反映されないという停滞感
  • コミュニケーション不足:相談できる相手がおらず、不満を抱えたまま静かに転職活動を進める

つまり退職ラッシュは「個人の問題」ではなく、組織の構造から生まれている場合がほとんどです。だからこそ、目の前の欠員を埋めることだけに気を取られると、かえって事態を悪化させてしまいます。

💬 無料相談のご案内

V-Spiritsでは、大企業人事・採用エージェント・中小企業支援の三つの現場を経験した特定社会保険労務士中野裕哲を中心とした採用定着士チームが、採用・定着に悩む中小企業・個人事業主の方を無料でサポートしています。「なぜ採れないのか」「なぜ辞めるのか」を現場目線で診断し、再現性のある仕組みづくりをご支援します。まずはお気軽にご連絡ください。

退職ラッシュでやってはいけない3つの対応

1. 残った社員に仕事を上乗せして乗り切ろうとする

もっとも多い失敗が、辞めた人の業務をそのまま残った社員に振り分けて「とりあえず回す」ことです。一見すると合理的に見えますが、ただでさえ不安を感じている社員の負担をさらに増やすことになり、次の退職を後押ししてしまいます。短期的な穴埋めが、連鎖を加速させる引き金になりかねません。

2. 退職者を責める・引き止めに固執する

辞める人を感情的に責めたり、強引に引き止めたりするのは逆効果です。その様子を見た他の社員は「この会社では辞めると気まずい」と感じ、かえって相談なく一斉に動く空気が生まれます。退職そのものより、辞め方をめぐる対応が組織の信頼を損なうことがあります。

3. 原因を分析せず、採用だけで補おうとする

「辞めたなら採ればいい」と採用活動だけに走るのも危険です。退職の根本原因が放置されたままでは、新しく入った人もまた同じ理由で辞めていきます。穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるようなもので、採用コストばかりがかさみます。

退職ラッシュが起きたときにやるべき初動

慌てて動く前に、まずは冷静に状況を把握することが立て直しの第一歩です。次の順番で手を打っていきましょう。

  • 退職理由を客観的に把握する:可能であれば離職者にヒアリングし、処遇・人間関係・業務量・将来性など、何が引き金になったのかをデータとして整理する
  • 残った社員の声を聴く:個別の面談で不安や不満を吸い上げ、「会社は状況を放置していない」という姿勢を示す
  • 業務の優先順位を見直す:欠員のなかで全部を回そうとせず、止めてよい業務・外注できる業務を切り分けて負担を減らす
  • 当面の人員配置を再設計する:場当たり的な上乗せではなく、誰が何を担うかを明示して納得感を持たせる

初動で大切なのは、スピードよりも「原因に向き合う姿勢」を社員に伝えることです。経営者が本気で改善に動いていると伝わるだけで、迷っていた社員の流出を食い止められることがあります。

連鎖を止め、定着する組織に立て直す

初動で出血を止めたら、次は同じことを繰り返さない組織づくりに移ります。具体的には、評価と処遇の納得感を高める、業務の属人化を解消する、入社後のフォロー(オンボーディング)を整える、相談しやすい関係をつくる、といった取り組みです。これらは一朝一夕にはいきませんが、「採用してもまた辞める」状態から抜け出すには避けて通れません。

とはいえ、日々の業務に追われる中小企業が、原因分析から定着の仕組みづくりまでを自社だけで進めるのは簡単ではありません。第三者の視点で現状を診断し、求人から定着までを一貫して設計してくれる専門サービスを使うのも有効な選択肢です。

採用・定着の戦略と仕組みづくりをまるごとサポート

V-Spiritsの採用定着支援サービスでは、給与・条件の競合リサーチ、求人原稿の改善、応募後24時間以内の初動対応など、採用がうまくいく会社が実践している型を全国2,000社超の支援実績をもとに採用定着士が伴走で組み立てます。「なぜ採れないのか」「なぜ辞めるのか」を現場目線で診断し、5ステップで仕組み化します。

→ 採用定着支援サービスの詳細を見る

よくある質問(FAQ)

Q. 退職ラッシュが起きたら、まず何から手をつけるべきですか?
A. 欠員補充の前に、退職理由の把握と残った社員へのヒアリングを優先してください。原因を放置したまま採用しても、再び同じ理由で辞めてしまいます。

Q. 引き止めはしたほうがいいですか?
A. 強引な引き止めは逆効果になりがちです。それよりも、辞める理由から組織の課題を学び、残るメンバーが安心して働ける環境づくりに力を注ぐほうが効果的です。

Q. 自社だけで立て直すのは難しいですか?
A. 中小企業では人事の専任者がいないことも多く、自社だけでの対応には限界があります。外部の採用定着の専門家に現状診断を依頼することで、優先順位を整理しやすくなります。

まとめ

退職ラッシュは、組織の構造的な課題が一人の退職をきっかけに表面化した状態です。残った社員への業務上乗せ、退職者への感情的な対応、原因分析を欠いた採用——この3つは状況を悪化させる典型的なNG対応です。まずは退職理由を客観的に把握し、残るメンバーの声を聴きながら負担を減らす初動を取り、その上で定着する組織づくりへと進めていきましょう。自社だけで抱え込まず、専門家の力も借りながら、連鎖を断ち切る一歩を踏み出してください。

中野裕哲 採用定着関係紹介画像

この記事を監修した人


中野裕哲

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など

【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧婚状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。

同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。

大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。

ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、数々の実績を残しています。V-Spiritsグループは、起業支援・会社設立・創業融資・補助金助成金・税務会計・人事労務・許認可・経営顧問をワンストップで支援する、起業家・中小企業向けの専門家グループです。

  • 経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一
  • 補助金・助成金支援実績600件超
  • ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版(累計25万部超)
  • 無料相談件数は全国から累計3,000件超

この記事を書いた人

坂井 優介(Yusuke Sakai)

起業コンサルタント® / 採用定着士 / 行政書士法人V-Spirits 補助者

1988年東京都生まれ。転勤族の父の影響で幼少期を愛知・長野・岩手・埼玉で過ごす。転入するたびに方言や文化の違いをからかわれつつも、1週間もあれば現地に溶け込む適応力を身につける。

大学在学中に公認会計士試験にチャレンジするも挫折し、アルバイト先だった埼玉の大手学習塾に就職。塾業界特有の過酷な労働環境の中でも10年間勤務を続けるが、成果を上げても給与が変わらない状況に限界を感じ、在職中に会計士試験に再挑戦。再び挫折するも、学んだ会計知識を活かせる職場を求めて転職活動を開始。2021年にV-Spiritsグループに参画し、2022年よりV-Spirits総合研究所の常務取締役に就任。

現在は、中小企業の経営者向けに補助金・助成金の支援から採用定着の仕組みづくりまで幅広く担当。「制度を使いこなす中小企業を増やす」をテーマに、現場に寄り添ったサポートを行っている。

役職:V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役 / 税理士法人V-Spirits 業務部長 / 社会保険労務士法人V-Spirits 業務部長
担当業務:経済産業省系補助金支援・厚生労働省系助成金支援・マーケティング・人事労務・採用定着支援

関連記事

無料相談
お客様の声

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
行政書士法人V-Spirits
充実の福利厚生制度
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
弊社グループ専門家への取材対応について
爆アゲ税理士の起業経営チャンネル
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX