
運も実力のうち?松下幸之助が「運がいい人」を採用した理由
パナソニックの創業者である松下幸之助は、採用面接で「あなたは運が強いですか」と尋ねたという逸話が伝えられています。運という、一見コントロールできないものを、採用の判断材料にしていたという話です。今回は、この逸話から、商売における運の捉え方について考えます。
「運がいい」とはどういうことか
運がいいかどうかを、本人がどう感じているかという質問は、客観的な事実を聞いているわけではありません。むしろ、自分の人生をどう捉えているか、物事をどう解釈する傾向があるかを見ているとされます。前向きに自分の人生を振り返れる人は、困難な場面でも「運がいい」と感じやすく、逆境にも強い姿勢で向き合える傾向があると考えられています。
運がいいと感じる人の、ものの見方
同じ出来事が起きても、それを不運だと受け止める人と、学びの機会だと受け止める人がいます。失敗した経験を「運が悪かった」で終わらせず、「ここから何を学べるか」と考える人は、結果的に次の行動につなげやすくなります。この見方の違いが、長い目で見た「運の強さ」として表れてくることがあります。
行動量が、運を引き寄せる面もある
「運がいい」と言われる人の多くは、実は単純に行動量が多いという共通点があります。多くの人に会い、多くの試みをしていれば、その中で思いがけない出会いやチャンスに出会う機会も増えます。何もしないまま運を待つのではなく、動き続けることで、結果的に「運がいい」と感じられる出来事に出会いやすくなるという考え方もあります。
会社員のうちから、前向きな解釈の練習をする
会社員のうちに、うまくいかなかった出来事を「運が悪かった」で終わらせず、「ここから何を学べるか」と考える練習をしておくと、起業後の困難にも、同じ姿勢で向き合いやすくなります。この練習は、特別な準備をしなくても、日々の出来事の受け止め方を少し変えるだけで始められます。

💬 執筆者の三浦から一言
相談の場でも、過去の失敗を前向きに語れる方は、次の計画への切り替えが早い印象があります。失敗を運の悪さだけで終わらせる方は、同じ場面で立ち止まりやすいように見えます。ビジネスの場でも、受け止め方の差が後の結果に表れているようです。
運を言い訳にしすぎない
運の良さを大切にする考え方を、何でも運のせいにしてしまう言い訳として使ってしまうと、本来の意味を取り違えてしまいます。結果がうまくいかなかったときに、準備や判断を振り返らず、運が悪かったと結論づけてしまうと、次に生かせる学びを見落としてしまいます。運という言葉は、振り返りをやめる理由ではなく、前向きに次へ進むための捉え方として使うものです。
運がいい人の周りには、人が集まる
運がいいと感じている人、前向きに物事を受け止める人の周りには、自然と人が集まりやすくなります。一緒にいて楽しい、相談しやすいという印象を持たれやすく、結果として、情報や機会がその人のもとに流れてくる場面も増えます。人を遠ざける暗い態度ではなく、周りを明るくする姿勢が、運の良さの土台を支えている面もあります。
松下幸之助自身が運を大切にした背景
松下幸之助自身は、若い頃に様々な苦労を経験したと伝えられています。そうした経験を経たうえで、運という、自分でコントロールできない部分への感謝や謙虚さを大切にしていたとされます。すべてを自分の力だけで成し遂げたと考えるのではなく、周りの助けや巡り合わせへの感謝を持つ姿勢が、この逸話の背景にあると考えられます。
「運が悪かった」で終わらせないための振り返り方
うまくいかなかった出来事を振り返るときは、「運が悪かった」という一言で終わらせず、具体的に何が影響したのかを、できるだけ分けて考えてみることをすすめます。準備不足だった部分、タイミングが合わなかった部分、自分の力では変えられなかった部分を分けて見ていくと、次に向けて改善できる点が、より具体的に見えてきます。
感謝の言葉が、運の良さを広げていく
助けてもらったとき、何かがうまくいったときに、感謝の言葉をきちんと伝える人は、周りからの印象も良くなり、次の協力を得やすくなる傾向があります。感謝を言葉にする小さな習慣が、巡り巡って、新しい運の良さを引き寄せる循環につながっていくこともあります。会社員のうちから、感謝を伝える習慣を意識しておくことも、起業準備の一部になります。
よくある質問
Q. 自分は運が悪いと感じてしまいます
A. 運の良さは、固定された性質ではなく、物事の受け止め方によって変わる部分があります。小さな出来事から、前向きな解釈を練習してみてください。
Q. 運を良くするために、具体的に何をすればいいですか
A. 行動量を増やすこと、出会いやチャンスに出会う機会を自分からつくることが、運の良さにつながるとされています。小さな行動から始めてみてください。
まとめ:今日からできること
今日、うまくいかなかったことを一つ思い出し、そこから何を学べるかを考えてみてください。この小さな練習が、運を味方につける力の確かな土台になります。受け止め方を変えるだけで、見える景色がゆっくり変わっていきます。
【無料相談のご案内】
弊社は、V-Spiritsグループ代表の中野裕哲を中心に、中小企業診断士・元補助金審査員の三浦をはじめとした専門家チームが、業種を問わない幅広い起業・新規事業のご相談に対応しております。何から始めればいいかわからないという段階でも、適切なアドバイスを無料にて行っております。無料相談も行っているので、ぜひ一度ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!

この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
融資・資金調達コンサルタント
行政書士法人V-Spirits 補助者
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。


この記事を監修した人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
税理士法人V-Spiritsグループ代表/税理士/行政書士/特定社会保険労務士/採用定着士/ファイナンシャルプランナー/起業コンサルタント/経営コンサルタント/大正大学招聘教授
税理士法人V-Spiritsグループ代表の中野裕哲は、中小企業経営者のために、税務・会計だけでなく、採用、人事、資金繰り、融資、補助金、助成金、営業、Webマーケティング、売上導線設計まで横断的に支援する実戦型経営税理士です。
経営の悩みは、突き詰めると「人・金・売上」に集約されます。中野裕哲は、大企業人事部、人材紹介会社の採用エージェント、中小企業の財務責任者、大手不動産会社での営業、出版・Web制作による集客導線構築など、幅広い実務経験をもとに、経営者の意思決定を支援します。
【対応領域】
税理士顧問、社労士顧問、補助金支援、助成金支援、資金調達支援、採用力診断、売上導線診断、経営参謀顧問。税務・会計・決算・節税に加えて、経営分析、労務管理、社会保険、助成金、採用体制づくり、融資、補助金、事業計画、営業戦略、Webマーケティング、出版、メディア活用まで一体的に相談できます。
中野裕哲は、家業の倒産危機からの壮絶な貧乏体験を原点に、お金で苦しむ経営者をひとりにしないことを掲げています。資金繰り、採用、売上づくりの壁に対して、経営者目線で伴走します。
【主な実績】
- 起業支援・経営支援の豊富な実績
- 起業相談件数3,000件以上
- 資金調達支援1,000件以上
- 大企業Webサイト多数監修
- 商業出版著書監修約32冊(累計30万部超)
V-Spiritsグループでは、融資・補助金・金融機関対応に詳しい社内役員チームも伴走します。元経済産業省系補助金審査員・事務局員、元日本政策金融公庫支店長、元信用金庫融資担当営業などの専門家が、補助金申請、事業計画、資金繰り、金融機関対応を実務面から支援します。
税理士顧問、社労士顧問、融資、補助金、助成金、採用、営業、マーケティングまで、経営者が本当に悩む領域をワンストップで相談できます。V-Spiritsグループは、起業支援・会社設立・創業融資・補助金助成金・税務会計・人事労務・許認可・経営顧問をワンストップで支援する、起業家・中小企業向けの専門家グループです。




























