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【創業期に頼れるのは“現預金”だけ!】資金ショートを防ぐための超実践的アドバイス
はじめに:「創業期に頼れるのは?」その問いにズバリ答えます
起業をする際、誰もが一度は不安に思うのが、「この先、本当にやっていけるのか?」ということ。その中でも特に大切なのが“創業期”、つまり会社設立後の1年間です。
この時期、ズバリ言います――頼れるのは現預金だけです。
売上がなくても、利益が出なくても、会社はすぐには潰れません。でも、手元の現金がゼロになったら…それは“即アウト”なのです。
この記事では、創業期を乗り切るために、どのように現預金を確保し、どう資金計画を立てるべきか。創業支援の現場でよくある失敗例や対応策も交えながら、丁寧に解説していきます。
「売上がないから潰れる」は誤解?創業期の本当のリスク
多くの起業家が、「売上を上げなければ潰れる」と思いがちです。たしかに売上は大切。しかし、実際に会社が潰れる理由は、“現金が尽きた時”なのです。
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赤字でも会社は続けられる
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売上がなくても融資や出資でしのげる
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でも、現預金がゼロになれば活動停止
創業期は、「利益よりキャッシュフローが命」。この鉄則をまず覚えておいてください。
自己資金と融資、2つの“現預金源”をどう確保するか?
創業時の現預金は、主に次の2つから構成されます。
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自己資金(貯金など)
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融資(日本政策金融公庫など)
自己資金だけで始める人もいますが、それでは資金ショートのリスクが非常に高い。自己資金に余裕があっても、公庫の融資などを活用して現預金を厚くしておくことが非常に重要です。
「足りなくなったら借りればいい」は通用しない!
創業当初、「足りなくなったらその時に融資を受ければ…」と考える方もいますが、ズバリ申し上げます――
資金が底をついてからでは、もう融資は受けられません。
金融機関は、「手元資金がゼロの会社」にお金を貸したりはしません。だからこそ、まだ余裕のあるうちに“次の手”を打っておくことが大切なのです。
「現預金があればなんとかなる」その具体的な理由とは?
例えば、創業後に思ったように売上が立たず、3ヶ月連続で赤字…。それでも現預金があれば、広告を打ったり、商品を仕入れたり、社員を雇ったりすることができます。
つまり、事業の可能性を広げ、継続するための“時間”を買えるのが現預金なのです。
手元資金はいくら必要?目安は「最低半年分の固定費」
では、実際にどれくらいの現預金を持っていれば安心か?ズバリ、最低でも6ヶ月分の固定費を用意しておくのが目安です。
例えば、毎月の家賃・人件費・仕入れなどの固定費が50万円なら、300万円が1つの目安になります。
「家族・親戚・知人」からの借入も選択肢に
創業時には、金融機関の融資に加えて、「親族や信頼できる知人からの支援」も選択肢に入ります。
もちろん、安易に借りるのはNGですが、
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契約書を交わす
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利息や返済時期を明確にする
といった基本を守れば、貴重な資金調達源になります。
融資は「借りられる時に借りておく」のが鉄則
繰り返しになりますが、融資は「困った時に借りるもの」ではなく、「元気なうちに借りておく」ものです。
創業前・直後の時期こそ、融資を活用しやすいタイミング。日本政策金融公庫の創業融資制度は、実績がない起業家でも利用できる、貴重な制度です。
現預金があれば、チャンスにも動ける
創業期には、急なチャンスが舞い込むこともあります。
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急な大口取引
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突発的な設備投資
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広告出稿の好機
こうしたチャンスも、「現預金があれば」即座に対応できます。資金のある者にしか、チャンスは微笑まない…とも言えるのです。
ケーススタディ:創業半年で資金ショートしたA社の失敗
A社は、自己資金300万円+公庫からの融資500万円、計800万円でスタート。しかし半年後、現預金は残り50万円。
理由は、
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想定より売上が伸びなかった
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広告費が想定以上にかかった
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資金繰りの計画が甘かった
ここで追加融資を申し込もうとしましたが、手元資金が底をついていたため、断られてしまいました。
経営は「数字と感情」の両方で動く
経営には、ロジックと感情の両方が必要です。現預金があると、心理的にも安定し、冷静な判断ができます。
逆に、「お金がない…」という状態では、焦りから誤った判断をしがち。創業期こそ、「安心できる現預金」が最強のパートナーなのです。
まとめ:創業期、頼れるのは“現預金”だけ
創業1年目、会社にとって最も厳しく、かつ重要な期間です。この期間を乗り越えられるかどうかは、手元資金の有無にかかっています。
だからこそ、創業時には、
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自己資金+融資で現預金を厚くしておく
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資金計画をしっかり立てる
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早めの追加融資や支援先も確保しておく
といった“戦略的な資金管理”が重要です。
あなたの会社が、創業期を無事に乗り越え、次のステージに進めるよう、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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