
東北銀行「創業支援ローン~起業のとびら~」で未来のビジネスをスタートしよう!
新たに事業を立ち上げるときに、資金繰りは大きな壁になります。しかし、信頼性の高い融資制度があれば、その壁は低くなります。東北銀行の「創業支援ローン~起業のとびら~」は、創業を目指す方や創業後1年未満の法人/個人事業主に向けて設計された制度です。岩手県内でビジネスを始めたいあなたにとって、有力な選択肢となるでしょう。この記事では、対象者・条件・使える用途・返済期間・利率・審査ポイントなどを整理し、あなたが「このローンを使う価値があるか」を判断できるようにしています。
制度の概要
「創業支援ローン~起業のとびら~」は、東北銀行が提供する創業・創業間もない事業者向けの融資制度です。公式には以下のような内容が掲げられています:岩手県・東北地方で、新規事業を始めたい方、創業して間もない法人または個人事業主を対象に、資金調達を支援するものです。制度名称や提供銀行が明確で、銀行の融資制度なので信頼性が高いという点も強みです。
対象となる方(対象者)
このローンを申し込むことができるのは、以下のすべてを満たす方です。あなたが以下にあてはまれば、申請対象になる可能性があります。
- 東北銀行の営業区域内に事業所を有する予定の方、または既に有している方であること。
- 創業を行おうとする方、または創業後1年未満の法人、または創業後1年未満の個人事業主であること。
- その他、東北銀行所定の条件を満たしていること。審査があります。
お使いみち(資金の用途)
「創業支援ローン~起業のとびら~」で資金を活用できる用途は以下の通りです:
- 創業資金
- 創業後1年未満の事業資金
- ただし、不動産プロジェクト資金は除く(不動産プロジェクト用途には使えません)
融資条件・ご融資金額など
融資限度額
融資可能な金額は1,000万円以内(10万円単位)です。
ご融資期間
- 運転資金の場合:1年以上5年以内
- 設備資金の場合:1年以上10年以内
利率・返済形式等
- ご融資利率:東北銀行所定の利率(変動金利方式)です。具体的な利率は店頭での確認が必要です。
- 証書貸付という形式での貸付です。
- 担保は原則不要となっています。
- 保証人については個別に相談、銀行が所定の判断を行います。
申請・審査ポイント
融資制度を活用するには、単に条件を満たすだけでなく、審査を通るための準備も不可欠です。以下の点を押さえておきましょう:
- 創業計画書をきちんとまとめること。売上見込み・費用見込み・資金返済見通しを現実的に。
- 用途が「創業資金」または「創業後1年未満の事業資金」であること。事業開始前の準備費用や不動産プロジェクト資金などは対象外なので注意。
- 銀行営業区域内に事業所を構える、または構える予定であることを証明できること。
- 創業後1年未満であることを証明できる法人または個人事業主であること。
- 返済期間の設定に無理がないよう、資金使途に応じた計画を立てること。設備投資が大きいなら設備資金の10年借入を選ぶなど。
- 担保不要制度ですが、保証人の有無・信用状況などで銀行の判断が入るため、過去の取引実績・信用情報なども整理しておくこと。
このローンを利用するメリットと注意点
メリット
- 創業/創業間もない(1年未満)の法人および個人事業主を対象としており、若手起業家・新事業者に門戸が開かれている。
- 融資限度額1,000万円まで、運転資金・設備資金どちらにも使えるため幅広いスタートアップ用途に対応可能。
- 担保原則不要、保証人も相談可能という点で、創業期の負担を抑えられる。
注意点
- 利率が変動金利方式であるため、将来の金利上昇リスクを考慮すべき。
- 返済期間は運転資金では最長5年、設備資金で最長10年だが、返済可能なキャッシュフローを見込んで期間を選ぶ必要あり。
- 申し込みには銀行審査があるため、創業計画書・資金使途の明確さ・信用情報などの準備が重要。
- 不動産プロジェクト資金は対象外であるため、土地購入・建物購入など直接不動産に関連する資金には使えない場合が多い。
まとめ:起業のとびらであなたのビジネスを開こう
東北銀行「創業支援ローン~起業のとびら~」は、創業を目指す方や創業1年未満の法人/個人事業主にとって、スタートアップ資金の非常に有力な手段です。1,000万円以内という融資限度額、運転資金・設備資金どちらにも対応する融資期間、担保不要制度など、創業初期のハードルを下げる工夫がされています。岩手県で起業を考えているなら、このローンを選択肢に入れない手はありません。まずは銀行との事前相談を行い、申請書類を整えて、夢の創業を具体化してみてください。
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この記事を書いた人
小峰精公/Kiyotaka Komine
元朝日信用金庫 法人営業
資金繰り解決コンサルタント
V-Spirits総合研究所株式会社 常務取締役
大学卒業後、朝日信用金庫に入庫。朝日信用金庫での経験が原点となり、「銀行融資取引」や「資金繰り」の本質を企業へ伝えていくことがミッションだと確信する。
日本の99%は中小零細企業で成り立っている現状を痛感し、1社でも多くの企業の「資金繰り」の課題を解決していくことに専念する。
クライアント様がより良い商品やサービスを提供することができる環境づくりの一助となれるよう全身全霊を尽くす。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago元日本政策金融公庫支店長
社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)
V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。