
自動車販売・修理業の事業再構築補助金申請事例:カフェスタンド事業への新規参入
こんにちは。今回は、自動車販売・修理業が事業再構築補助金を活用し、まったく新しい「カフェスタンド事業」へ挑戦した成功事例をご紹介します。
ズバリ申し上げますと、事業再構築補助金は“新分野展開”を後押しする制度であり、今回のように「本業と異なる業種への参入」も十分に対象となります。ポイントは、事業者の経験・強み・市場ニーズをうまく掛け合わせることです。
目次
自動車販売・修理業の申請事例
今回ご紹介するのは、創業20期目を迎えた地域密着型の自動車販売・修理会社です。これまで、車検・整備・販売を通して地域の方々に安全な移動環境を提供してきました。
しかし、新型コロナウイルスの影響により外出機会が減少し、車に関する需要も落ち込んでしまいました。販売・修理ともに売上が減少し、事業構造の見直しが急務となりました。
事業再構築に至った背景
同社の代表は、かつて別法人で海の家の運営を一手に担っていた経験があります。
その経験とは、
- 海の家の設営
- 食事メニュー開発
- 食材の仕入れ
- 調理・提供
- 売上管理・数値管理
までをすべて自らこなすほどの実務能力でした。
この「飲食運営の実務経験」が、新たな事業展開を考える大きなヒントとなりました。
新たな事業計画:海の家コンセプトのカフェスタンド
事業再構築補助金の申請では、代表の経験を活かし、
“海の家”をコンセプトにした、のんびり過ごせるカフェスタンド
を出店する計画を立てました。
海に行かなくても、都心でリラックスできる空間を提供することを目的としたコンセプトで、コロナ禍で「癒し」を求めるニーズにもマッチした事業です。
特に、テイクアウト需要の高まりを踏まえ、無理に席数を増やさず、小規模ながら高品質なサービスを提供するスタイルを採用しました。
カフェの特徴と提供する価値
新たなカフェスタンドの特徴は次の通りです。
- 独自ルートで仕入れたこだわりのコーヒー豆
- 知人の焙煎所で仕込み、オリジナルの味を追求
- 海の家の雰囲気を再現した店内デザイン
- テイクアウト中心で感染対策にも配慮
“海の家でのんびりコーヒーを楽しむ”ような気分を味わえる空間づくりが重視されました。
また、代表の飲食経験を活かすことで、初めての飲食参入でありながら高い品質を実現できる点も評価ポイントとなります。
補助対象経費
今回のプロジェクトで補助対象として認められたのは以下の経費です。
- 店舗改装工事費
- 広告宣伝費(Webサイト広告など)
カフェスタンドのブランディングにはWeb広告が欠かせず、事業再構築補助金を使って初期の広告施策を実施することで、認知拡大をスムーズに進めることができます。
まとめ
今回の自動車販売・修理業の事例は、
- 本業がコロナで減収
- 代表の過去の飲食経験を活かせた
- 海の家コンセプトのカフェという独自性を打ち出した
- テイクアウト需要にも対応した新事業を構築
という点で、事業再構築補助金の活用方法として非常に優れた事例です。
ズバリ言いますが、「過去の経験」や「眠っている強み」は新事業の大きなヒントになります。今回の企業は、それをうまく再構築した好例といえるでしょう。
無料相談受付中
事業再構築補助金は、新規事業の内容づくりや数値計画の策定など、専門的な準備が必要です。
・飲食店への参入は補助対象になる?
・どんな新規事業が採択されやすい?
・自社の強みを活かした事業計画を作りたい
など、どんなご相談でもお気軽にどうぞ。あなたの事業再構築を全力でサポートいたします。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引 主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。


























