
第三者が言っていたことを、さも自分のことのように受け止めてしまい失敗するケースが多いです。
今回は、〇〇さんが言っていたは本当に正しいのか?について解説していきます。
創業融資の相談を受けているとよく耳にします。
●友人のAは公庫で1,000万円借りれました
●アルバイトから独立して創業融資を借りれた
●未経験業種でも融資は問題ないと言っていた
●自己資金なしでも融資を受けれらると聞いた
●一回ダメでも二回目で融資を受けた人がいるって聞きました
このようなことをよく言われます。
結論はどれも正解であり不正解です。
融資はあくまで個別案件であり、申請者の歩んできた道やそれまでの経験、自己資金など今までのキャリア含めて誰一人として同じ人はいません。知人が1,000万円融資を受けたのに、自分は500万円だったからといって優劣がつくわけではありません。あくまでその時の事業計画等が違うだけです。人や事業によって大なり小なりがつくのは当然のことです。
あくまで創業融資はスタートです。これから経営していく方がとても大事になります。
最後に、融資審査には基本事項があります。テクニックなどよりは、まず基本事項を固めていくことが希望の融資額を受けるコツだと思います。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura 元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員 中小企業診断士、起業コンサルタント®、 1級販売士、宅地建物取引主任者、 補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、 産業能率大学 兼任教員 2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。 融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago 元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役 同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。