
副業でも創業融資は受けられる?成功のカギとなる3つのチェックポイント
今回は、副業でも融資が受けられるのかについて解説していきます。
2023年に入ってからコロナも落ち着き、起業相談も増えてきております。
そんな中、今年に入り顕著に増加しているのが「副業」で融資は受けられるのか?といった相談です。
結論としては、副業でも融資を受けることはできますが、ポイントを抑えておく必要があります。
副業で融資を受けるための3つのポイント
① 副業にもレベルがある
副業といっても、その取り組み方には大きな差があります。ここでの“レベル”とは、時間の投下量です。
本業・副業に関わらず、例えば週5日・1日8時間働けば月160時間。これにどれだけ近づけるかが収益性に影響します。
融資審査では、「副業としてどれだけ本気で取り組むのか」が問われており、片手間感が強いとマイナス評価になりやすいです。
② 副業が認められている環境か
勤務先の就業規則で副業が禁止されているにも関わらず、無許可で行っていた場合、重大なリスクになります。
融資を受けて起業したのに、勤務先とのトラブルで副業ができなくなれば、返済計画が破綻します。
そのため、金融機関も副業の許可状況は必ずチェックします。
③ 自己資金はどの程度あるのか
未経験の業種で副業を始める場合、審査はより厳しくなります。
その際に重視されるのが「自己資金の有無と規模」です。リスクを自分でどこまで背負う覚悟があるか、金融機関は見ています。
まとめ:副業でも融資は可能。ただしハードルは高め
副業において融資を受けることは可能ですが、審査はやや厳しく、大きな金額は期待しにくいかもしれません。
おすすめは「小さく始めてコツコツ育てる」スタイル。そうすれば、実績がつき、次の融資にもつながります。
V-Spiritsでは起業・副業などの無料相談を行っています。各種専門家が様々なケースに対応いたしますので、ぜひご活用ください。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。