
融資における「真水」とは?
突然ですが、真水と聞いてなにを思い浮かべますか?
おそらく「水」ですよね。
実は、融資における専門用語で「真水」(まみず)という言葉があります。実際に使う事は少ないですが、知っておけば銀行員と話すときに使えるかもしれません。
真水の意味
真水とは、わかりやすく言うと自分自身が使えるお金のことを指します。創業融資では真水という言葉を使う事は少ないですが、既存の融資を借換する場合によく使います。
真水の具体例
当初1,000万円で融資を受けたNo.1の現在残高が500万円。今回No.1を借換条件で1,000万円の融資を申請します。この時は借換条件なので、新規融資が1,000万円決裁になっても全額は入金されません。
1,000万円からNo.1の残高500万円を返済します。そうすると500万円が口座に入金されます。この500万円が真水分となります。(諸経費は抜いて説明しています)
真水が使われる場面
シチュエーションとしては、既存の融資を借換して新規融資を申し込むときに「真水はどのくらい欲しいですか?」と聞かれたら、自分が使えるお金がどのくらいか?と聞かれていると理解してください。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura 元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員 中小企業診断士、起業コンサルタント®、 1級販売士、宅地建物取引主任者、 補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、 産業能率大学 兼任教員 2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。 融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。

この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago 元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役 同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。 支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。 日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。 長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。