金融機関から融資を受けるときには連帯保証人を徴求されることがあります。
世の中の動きとしては、起業促進やスタートアップ企業育成の観点から連帯保証人の徴求をしない方向
で動いてはいます。日本政策金融公庫でも、無担保無保証人で融資が行える制度があります。
融資を申請するときに選択ができれば一番良いのですが、一度連帯保証人になるとなかなか外すことは
難しいです。ただし、無理ではありません。可能性はあります。
経営者保証に関するガイドラインはご存知でしょうか?
詳しい内容は割愛しますので、こちらをご確認ください。
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/keieihosyou/
主な3要件として
●資産の所有やお金のやりとりに関して、法人と個人が明確に区分・分離されている
●財務基盤が強化されており、法人のみの資産や収益力で返済が可能である
●金融機関に対し、適時適切に財務情報が開示されている
が挙げられます。上記を満たしているからといって、すぐに連帯保証人が外せるわけではありません。
連帯保証人を外すには金融機関での審査が必要になります。金融機関からすると極力外したくはないので審査がすんなりは通りにくいですが、明確な線引きもありません。
3要件はハードルが高いかもしれませんが、もし該当しているのではないかと思った場合には、一度金融機関に相談をしてみてはどうでしょうか。