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コラム

起業資金はどう集める? 投資と融資の基礎知識を徹底解説

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起業1年前の会社員が知っておくべき「投資」と「融資」の基本

はじめに

起業と聞くと、「資金調達が大変そう…」と不安に感じる方も多いかもしれません。特に、会社員としての安定収入に慣れていると、自分でお金を集めてビジネスを始めるというのは大きなハードルに思えるでしょう。

でも、ご安心ください。ポイントさえ押さえれば、資金調達も決して難しいものではありません。この記事では、「投資」と「融資」という2つの代表的な資金調達方法について、起業1年前の会社員の方にもわかりやすく、ズバリ!解説していきます。

「あなたの夢を現実にするための第一歩」——そのための資金戦略を一緒に学んでいきましょう。


「投資」と「融資」の違いとは?

「投資」とは?

投資とは、あなたの事業に将来の利益を期待して、お金を出してくれる人(投資家)を探す方法です。

  • 出資者は株主となり、利益の一部(配当)を受け取ることができます。
  • お金は「返済不要」ですが、その代わり「口出し権(経営参加権)」が発生することもあります。
  • 出資額に応じて持ち株比率が決まり、経営権を分け合う形になることも。

「融資」とは?

一方の融資は、金融機関などから「お金を借りる」方法です。

  • あくまで「借金」ですので、元本+利息を返済する必要があります。
  • 融資元(例:日本政策金融公庫や銀行)は株主にはなりません。経営には関与しません。
  • 「信用」が大切になるため、創業計画書や自己資金の有無、過去の職歴などが審査されます。

まとめると…

項目 投資 融資
返済義務 なし あり
経営への関与 あり得る なし
資金提供者 出資者(株主) 金融機関など
利益の分配 配当など 利息

どちらを選べば良いのか?判断ポイント3選

① 起業資金の「額」と「性質」

数百万円程度で足りるなら、融資で充分。特に、創業融資制度は新規開業者に有利です。

一方、IT系や研究開発型など、初期投資が数千万円~億単位必要な場合は、出資が必要になることも。

② 経営の主導権を手放したくないか?

「自分の思い通りに経営したい」という方は、融資が向いています。投資家が入ると、経営判断に口出しされるケースもあります。

③ 返済可能な収支計画が立てられるか?

「このビジネスなら、月30万円は確実に利益が出る」と言えるなら、融資も怖くありません。数字の根拠を持ちましょう。


融資を受けるには?〜創業融資のステップ解説〜

ステップ1:創業計画書の作成

ここが最も大事!内容が甘ければ一発アウト。事業内容、ターゲット、競合との差別化、収支計画、自己資金などをしっかり記載します。

ステップ2:金融機関への相談

おすすめは「日本政策金融公庫(にっぽんせいさくきんゆうこうこ)」。創業者にやさしい制度がそろっています。

ステップ3:面談・審査

担当者との面談で「人となり」も評価されます。熱意や誠実さも大事なポイント!

ステップ4:融資実行

審査を通過すると、いよいよ資金が振り込まれます。おめでとうございます、いよいよスタートダッシュです!


投資を受けるには?〜出資交渉のポイント〜

投資を受けるには、いわば「事業に惚れてもらう」必要があります。

  • スタートアップイベントやピッチコンテストでプレゼンする
  • エンジェル投資家やベンチャーキャピタルに直接提案する
  • クラウドファンディングを活用する

いずれにせよ「事業の魅力+実現力+人柄」で勝負!


よくある質問(FAQ)

Q1. 自己資金はどのくらい必要?

A. 日本政策金融公庫では、自己資金が総額の1/3程度あると有利です。出資を受ける場合でも、全くのゼロは避けた方が無難です。

Q2. 両方を併用するのはアリ?

A. はい、実際によくあるパターンです。まず融資で初期資金を調達し、事業が成長した段階で出資を受ける形も有効です。

Q3. クラウドファンディングはどっちに分類される?

A. ケースバイケースですが、基本は「出資(投資)」型に近いです。ただし、リターンによっては「先払い販売(予約販売)」型になることもあります。

Q4. もし失敗したらどうなるの?

A. 融資は返済義務がありますので、最悪の場合は自己破産という選択肢も視野に入れねばなりません。ただ、少額の融資から始めることでリスクは管理できます。


まとめ

ズバリ言います。

  • 自分主導で経営したいなら「融資」
  • スケール重視で資金が多く必要なら「投資」

起業において、資金調達は最初の大きな壁ですが、正しい情報と戦略があれば必ず乗り越えられます。焦らず、着実に準備を進めていきましょう!

起業の道は、不安とワクワクが入り混じる冒険です。だからこそ、一人で悩まず、専門家や信頼できる人に相談することも大切なステップです。

どうぞ、お気軽にご相談くださいね!

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

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