融資を申込みするときには、金融機関の融資担当者からヒアリングを受けます。
実はこのヒアリングとても大事です。聞かれたことにただ答えるだけでは信頼を勝ち取ることは
できません。融資申込時のヒアリングのポイントについて説明をします。
①金融機関担当者は凄いことばかりを聞きたいのではない
往々にして多いのが、優良企業と新規取引ができる、こんな実績があるなど人が聞いたら凄いと感じる話をすれば金融機関は積極的になると考えている方も少なくありません。実際には、良い部分と悪い部分などを含めて知りたいので、良い面ばかりアピールするのもあまりよくありません。
②隠し事をしていないか
業績が悪化しかけているけども、黙っていればわからないから隠してしまう。どうしても金融機関に対してマイナスのことを言ってしまうと融資がされないと思ってしまうでしょう。金融機関と長く取引をしていこうと思ったら、隠し事をせずにきちんと話すことが信用に繋がります。当然、業績が回復するための道筋を描いて説明ができることが大事です。
③ヒアリングした内容は上司に報告をする
ヒアリングした内容は担当者で完結せずに、必ず上司や最終決定者に説明をするために行っています。ということは、担当者だけが納得するのではなく、上司や最終決定者が納得するような説明を意識する必要があります。伝言ゲームのように人から人へと話が伝わると少しずつ変化してしまうこともありますので注意しなくてはなりません。
金融機関の担当者からヒアリングをされることは日常的にあることではないので、稀なケースかもしれませんが、その1回がとても大事になりますので意識的に行うことをおすすめします。
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