
Instagram(インスタグラム)のメリット・デメリットってなに?
〜視覚の力を活かした無料マーケティングの肝をやさしく解説〜
「Instagramってただの写真投稿アプリでしょ?」
「うちのようなビジネスに本当に使えるの?」
こうした声、起業相談の現場でもよく耳にします。
ズバリお答えします。Instagramは、しっかりと活用すれば“無料でできる強力なブランディングツール”になります!ただし、良い点だけでなく注意点も理解した上で取り組むことが大切です。
今回は、Instagramのメリットとデメリットを、起業家・個人事業主の皆さま向けに、わかりやすくご紹介いたします。
【メリット①】視覚で伝える力が強い
Instagram最大の魅力は、なんといっても「視覚の訴求力」。文章では伝わりにくい魅力や世界観を、写真や動画を通じて直感的に届けることができます。
たとえば飲食店なら料理の見た目、サロンなら施術前後の変化、物販なら商品の使用シーンなど、言葉よりも“目で見て納得”してもらえるのが強みですね。
【メリット②】購入や来店につながりやすい
Instagramは「見て、気になって、すぐ行動に移す」ユーザーが多いのが特徴です。投稿を見て店舗に足を運ぶ、プロフィール欄のリンクからサービスを予約する、といった導線もスムーズ。
「予約はLINEから」「DMでご相談受付中」といった呼びかけに反応が返ってくるなど、まさに“集客と販促がつながる場”となり得るのです。
【メリット③】フォロワー以外にも拡がる
Instagramでは、ハッシュタグや発見タブを通じて、フォロワー以外の多くの人にも投稿が届きます。つまり、日々の発信が“宣伝”ではなく“情報提供”として自然に広まっていくわけです。
これは、特にまだ認知度が低いスタートアップや小規模事業者にとって、大きなチャンスになります。
【メリット④】無料で始められる
Instagramのアカウント作成も投稿も、もちろん無料です。広告費をかけずにコツコツ積み上げることができるため、資金に余裕のない創業初期にはとてもありがたい存在ですね。
「まずは無料で集客チャネルを作りたい」という方には、ピッタリの選択肢です。
【メリット⑤】お客様との信頼関係を築きやすい
ストーリーズやDM機能を活用すれば、お客様と双方向のコミュニケーションが可能です。「親しみやすいお店」「身近な事業者」として覚えてもらえるようになれば、リピート率や紹介率にも好影響があります。
一方、注意すべきデメリットもあります。
【デメリット①】ネガティブなコメントや炎上のリスク
SNSには“顔の見えない人”からのコメントもついて回ります。万一炎上などのトラブルが起きた場合には、冷静かつ迅速な対応が求められます。
投稿前に内容を慎重にチェックしたり、不快な表現がないかを確認する習慣をつけることが大切です。
【デメリット②】広まりにくいこともある
Instagramは確かに拡散性がありますが、X(旧Twitter)などと比べるとシェアの機能が限定的。そのため、投稿だけで一気にバズるのは難しい傾向にあります。
地道に投稿を重ねてフォロワーを増やす、という“育てる感覚”が求められます。
【デメリット③】継続が必要
「とりあえず始めたけど、忙しくて1ヶ月で止まってしまった…」という声もよく聞きます。投稿にはある程度の時間と労力がかかるため、継続的に続ける“運用力”がカギになります。
事前に投稿のテーマを決めたり、写真をまとめて撮っておくなど、効率化の工夫も必要です。
【デメリット④】年配層には届きにくいことも
Instagramの主な利用者層は20代〜40代。50代以上の方にはややなじみが薄く、ビジネスによっては効果が出にくいこともあります。
その場合は、ホームページやチラシ、Googleマップとの連携など、他の手法も並行して活用するのがベストです。
まとめ:Instagramは“親しみを届ける営業マン”
Instagramは単なるSNSではなく、「あなたのビジネスの顔」をつくるメディアです。商品やサービスの魅力はもちろん、あなた自身の人柄や想いを届けることで、信頼が育まれていきます。
もちろん、すぐに売上が伸びるわけではありません。でも、継続することで“ファン”が生まれ、そのファンが集客や紹介の種を育ててくれるのです。
まずは“あなたらしい投稿”を一つずつ。やさしい発信から始めてみましょう。
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この記事を書いた人
中野裕哲/Nakano Hiroaki
起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)
V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。
【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。