税理士/社労士/行政書士/司法書士/中小企業診断士/FP/元補助金審査員/元日本政策金融公庫支店長/各種コンサルタントなどが常駐する他に類を見ないワンストップサービス
オフィスは池袋駅から徒歩3分の日本政策金融公庫池袋支店と同じビルです

コラム

ゼロから始める創業準備〜若手起業家のための資金戦略〜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【起業資金調達】20代・1年後に開業したいあなたへ〜ゼロから始める現実的な資金戦略〜

はじめに

こんにちは!起業コンサルタント(R)、税理士・行政書士・FPの中野裕哲です。

この記事では、「資金調達」の全体像と成功するための具体的なステップをご紹介します。

ズバリ言います。起業は「準備」で8割決まります。特に資金調達の部分は、「勘」や「根性」だけで乗り切れるものではありません。この記事では、あなたが起業というチャレンジに挑む際、どのようにして「お金の壁」を乗り越えるのか、その答えを一緒に探っていきましょう。


資金調達の基本をおさえよう

起業に必要な「資金」とは?

起業資金には主に次の2つがあります。

  • 設備資金:事務所の保証金、内装費、備品、パソコンなど
  • 運転資金:家賃、人件費、仕入れ費用、広告費など

まずはご自身のビジネスモデルに基づいて、これらを具体的に試算してみましょう。

事業の規模や業種によって必要な金額は大きく変わります。たとえば、カフェを開業する場合、内外装や厨房設備だけで数百万円の出費となることも。一方で、オンラインビジネスであれば初期投資はかなり抑えられるかもしれません。この見積もりをしっかりと行うことが、後々の資金調達の成否を分けるポイントになります。

自己資金はどのくらい必要?

日本政策金融公庫などの創業融資では、「自己資金が1/3〜1/2程度あるか」が重視されます。例えば必要資金が600万円なら、最低でも200〜300万円程度の自己資金があると良いとされています。

この「自己資金」、実は単なる“貯金額”というより、「お金を管理できる力」の証明でもあります。コツコツ貯めた通帳履歴は、金融機関から「この人はしっかりしているな」と信頼を得る材料になるのです。


起業1年前から準備しておきたいこと

ステップ1:まずは“見える化”

  • 事業コンセプトを明確に
  • 収支計画を立ててみる
  • 必要資金をリストアップ

ここでは、理想や夢を現実の数字に落とし込む作業を行います。「誰に」「何を」「どのように」提供するのかを明確にし、そのために必要な経費・収入を月ごとにシミュレーションしてみましょう。

ステップ2:自己資金を貯める

  • 毎月の収支を管理するクセをつけましょう
  • 「貯金の通帳」は融資審査で見られます!

毎月5万円を1年間で貯めれば、それだけで60万円の自己資金が準備できます。今の家計の中からムリなく貯金に回せる金額を算出し、「起業資金専用口座」を作って管理するのもおすすめです。

ステップ3:信用力を高める

  • クレジットカードの延滞に注意
  • 副業での実績があれば尚可

信用情報は融資審査の際、確実にチェックされます。支払いの遅れはそれだけでマイナスポイント。これから起業するなら、まずは“金銭感覚の健全性”を整えるところから始めましょう。


資金調達の具体的な方法

1. 創業融資(日本政策金融公庫・制度融資)

起業家にとって“王道”の方法。利率も低く、無担保・無保証人で借りられることが多いです。

審査で見られるポイント:

  • 自己資金の有無
  • 業界経験やスキル
  • 収支計画の妥当性

特に「経験値」は重視されます。今働いている職場が、将来やりたい事業と同じジャンルなら、それは立派な武器になります。副業での実績も立派な評価ポイントです。

2. 補助金・助成金

原則返済不要のありがたい制度ですが、審査が厳しく申請も複雑。採択率も3割程度。

ポイント:

  • 事業計画書の完成度が鍵
  • 採択後にしか支出できないものが多い

助成金は「雇用」に絡むものが多く、補助金は「設備投資」「事業の新規性」に絡むことが多いです。それぞれの制度の特性を理解して、事業内容に合ったものを狙いましょう。

3. 家族や知人からの支援

贈与であれば基本的に問題ありませんが、借入扱いだと「自己資金」として認められないこともあります。

「出世払いでいいよ」などと言ってくれる家族の支援、ありがたいですよね。ただし、通帳上で急にドンと入金されると、金融機関側では「借入では?」と疑われることも。あらかじめ贈与にしておく、あるいは定期的に分割して受け取るのもひとつの手です。


よくある質問(FAQ)

Q. 実績がないのに融資は通りますか?
A. 経験や事業計画の妥当性でカバー可能。事前準備が鍵です。

Q. 親からのお金は自己資金になりますか?
A. 贈与であれば可。ただし贈与税の範囲に注意を。

Q. フリーランスとしての実績は有利?
A. はい。過去の請求書や契約書など、継続性のある収入があるとプラス評価です。

Q. 融資と補助金は両方使える?
A. はい。併用可能です。ただし補助金は後払いが多いため、融資で先に資金繰りを整えるのが現実的です。

Q. クラウドファンディングはどうですか?
A. 商品性や話題性が高ければ、資金調達と同時にマーケティングにもなります。ただし準備と運営に手間と時間がかかるため、戦略的に活用を。


まとめ:ズバリ言います!

起業資金は「戦略的に集める」ものです。闇雲に動くのではなく、しっかりとした準備と手順があれば、問題なく調達できます。

起業は“勢い”ではなく“戦略”です。お金の準備を通して、あなた自身のビジネス力も確実に高まっていきます。

「夢を現実に変えるには、数字と計画が必要です。」

どうぞ焦らず、着実に。あなたが理想とする「社長」として活躍している姿を、私は全力で応援しています。ご不明点があれば、お気軽にご相談ください!

【無料相談のご案内】

弊社では、中野裕哲を中心とした所属専門家チーム(起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、社会保険労務士、行政書士、司法書士、中小企業診断士、FP、元日本政策金融公庫支店長、元経済産業省系補助金審査員など)が一丸となって、幅広い起業支援・経営支援を行っております。
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
フリーダイヤル 0120-335-523
お問い合わせフォーム https://v-spirits.com/contacts

この記事を書いた人

中野裕哲/Nakano Hiroaki

起業コンサルタント(R)、経営コンサルタント、税理士、特定社会保険労務士、行政書士、サーティファイドファイナンシャルプランナー・CFP(R)、1 級FP技能士。大正大学招聘教授(起業論、ゼミ等)

V-Spiritsグループ創業者。税理士法人V-Spiritsグループ代表。東京池袋を本拠に全国の起業家・経営者さんを応援!「ベストセラー起業本」の著者。著書20冊、累計25万部超。経済産業省後援「DREAMGATE」で12年連続相談件数日本一。

【まるごと起業支援(R)・経営支援】
起業コンサル(事業計画+融資+補助金+会社設立支援)+起業後の総合サポート(経理 税務 事業計画書 融資 補助金 助成金 人事 給与計算 社会保険 法務 許認可 公庫連携 認定支援機関)など
【略歴】
経営者である父の元に生まれ、幼き頃より経営者になることを目標として過ごす。バブル崩壊の影響を受け経営が悪化。一家離散に近い貧困状況を経験し、「経営者の支援」をライフワークとしたいと決意。それに役立ちそうな各種資格を学生時代を中心に取得。同じく経営者であるメンターの伯父より、単に書類や手続を追求する専門家としてではなく、視野を広げ「ビジネス」の現場での経験を元に経営者の「経営そのもの」を支援できるような専門家を目指すようアドバイスを受け、社会人生活をスタート。大手、中小、ベンチャー企業、会計事務所等で営業、経理、財務、人事、総務、管理職、経営陣等、ビジネスの「現場」での充実した修行の日々を送ったあと、2007年に独立。ほかにはない支援スタイルが起業家・経営者に受け入れられ、経済産業省「DREAM GATE」にて、面談相談12年連続日本一。補助金・助成金支援実績600件超。ベストセラー含む起業・経営本20冊を出版。累計25万部超。無料相談件数は全国から累計3000件を超す。

この記事を監修した人

多胡藤夫/Fujio Tago

元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。

関連記事

爆アゲ税理士の起業経営チャンネル

新着コラム

  1. ...
  2. ...
  3. ...
  4. ...
  5. ...
ダウンロードはこちら
全国対応の補助金申請を専門家がサポート|中野裕哲の無料相談V-Spirits
All Aboutガイドの原点
多胡藤夫ブログ
中野裕哲ブログ
渋田貴正ブログ
三浦高ブログ
小峰精公ブログ
坂井優介ブログ
嶋田大吉ブログ
V-Spirits総合研究所株式会社
インボイス・電子帳簿保存法 Q&A
採用情報
業務提携先募集情報
V-Spirits Group SDGsの取り組み
V-Spiritsグループ Instagram
脳卒中フェスティバル

他社広告欄

クラウドPBX