
現役銀行融資審査担当談話
今回は、【現役銀行融資審査担当談話】について書いていこうと思います。
融資審査担当者との対話
昨日、某大手地銀の融資審査を担当している方とお話をする機会がありました。
その方の所属する部署では、大手では珍しく創業融資~小規模融資まで対応しているとのことでした。
最近の顧客動向等の話をしている中で、弊社に相談を頂く方とその方のもとに来る相談でいくつかの共通点がありましたので2つシェア致します。(創業融資に限定)
ちなみに、この2つについては私のブログでも再三申し上げている内容でもあります。
自己資金がない
1つ目は、自己資金がないことです。最低でも100万円程度の準備は必要ですし、自己資金なしの全て融資で賄おうといった考え自体否定的でありました。
理由は明白で、事業に対する計画性ややる気等含め欠如していると判断されます。
事業経験がない
2つ目は、これから起こす事業の経験がないことです。いくら事業計画上は理にかなっていたとしても、実際に実行していく本人は業界未経験ともなると、そもそもその事業計画の通り遂行される可能性は極めて低いと受け取られます。
また、統計としても未経験業種で事業を開始しても3年以内に撤退するケースは年々増加しているとのことです・・・・
まとめ
上記、2点については、銀行で融資を受けるときには必須事項であり根幹です。これから創業を考えている方は、もう一度見直す機会に使って下さい。
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この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。
この記事を監修した人
多胡藤夫/Fujio Tago
元日本政策金融公庫支店長、社会生産性本部認定経営コンサルタント、ファイナンシャルプランナーCFP(R)、V-Spirits総合研究所株式会社 取締役
同志社大学法学部卒業後、日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)に入行。 約63,000社の中小企業や起業家への融資業務に従事し審査に精通する。
支店長時代にはベンチャー企業支援審査会委員長、企業再生協議会委員など数々の要職を歴任したあと、定年退職。
日本の起業家、中小企業を支援すべく独立し、その後、V-Spiritsグループに合流。
長年融資をする側の立場にいた経験、ノウハウをフル活用し、融資を受けるためのコツを本音で伝えている。