
コーヒー豆の販売事業|開業ガイド
ビジネスの特徴
現在、レギュラーコーヒー、インスタントコーヒー、ノンカフェインなど、さまざまな形態でコーヒーが販売されています。その中でも、豆から挽いてコーヒーを楽しみたいというニーズから発展した職種が存在します。それが、コーヒー豆の販売業です。現在では、コーヒー豆だけの販売は多くはなく、併設としてカフェを設置し、淹れたてのコーヒーを提供する形態が一般的です。このように、カフェを併設してコーヒーを提供することがメジャーになっています。
市場トレンド
(1)スペシャリティコーヒーの人気
スペシャリティコーヒーが高い人気を集めており、消費者は高品質な豆や独特な風味を重視しています。コーヒーの産地や品種、焙煎方法に対する関心が高まり、エクスぺリエンスやストーリーを楽しむ傾向が強くなっています。
(2)サステナビリティへの関心
環境保護や社会的責任に対する意識が高まっており、持続可能な農法で栽培されたコーヒー豆やフェアトレード認証を受けた豆の需要が増加しています。企業はエコパッケージやトレーサビリティを提供し、サステナビリティを強調することが重要視されています。
(3)オンライン販売の拡大
オンラインでのコーヒー豆の販売が急成長しています。定期購入やサブスクリプションモデルのサービスが人気で、消費者は自宅で手軽に高品質なコーヒーを楽しむことができるようになっています。
開業形態
- 個人事業主
- 法人の設立
許認可
基本的に開業の手続きだけで、法的な手続きは特に必要ありません。ただし、併設してカフェを開店する場合には、飲食に関する手続きが必要です。コーヒー豆を輸入して販売する場合には、輸入食品検疫所に届出を行う必要があります。例えば、コーヒー豆だけでなく、飲食を提供する場合は「飲食店営業許可」が必要になります。
開業ステップ
- 事業計画書の作成
- 資金調達
- 許認可の申請
- 商品仕入れ
- 商品開発
- 必要な保険・手続きの実施
- マーケティングと販促活動
- 開業
開業資金
コーヒー豆の販売事業の開業資金は、約1,900万円前後が必要になります。
会社設立
コーヒー豆の販売事業は個人事業でも開業できますが、法人化をすることによるメリットもあります。東京都で会社を設立する場合の具体的なステップをご紹介します。
- 申請書類の作成(※申請書類は都庁で購入できます)
- 免許申請(※申請書類を都庁の管轄部署に提出します)
- 審査
- 許可
その他にも、事業内容などによって必要な手続きが増える場合があります。会社設立には書類の作成や手続きが多く手間や時間がかかります。
弊社では、会社設立を考える起業家のみなさんの負担を軽減するため、コンサルティング付きの会社設立支援サービスを低価格で行っています。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
収益モデル
開業にあたっては、店舗の立地や業態、規模などの特性を踏まえて、売上の見通しを立てる必要があります。営業体制の構築や顧問顧客数やスポット顧客の予想数など、細かく作りこむことが重要です。
まずは、弊社の事業計画書フォーマットを参考にして作成してみてください。以下のリンクからダウンロードできます。
最後に
以上がコーヒー豆の販売事業を開業する際の全体像になります。
開業前には宣伝プロモーションに投資をしていち早く軌道に乗る必要があります。
また、開業後、事業が軌道に乗るまでは多くの障壁が存在します。
集客をするのは難しい… 実際にこのように考えるのではないでしょうか?
スムーズに集客をするには丁寧な事業計画書の作成や資金の調達をする必要があります。
どんな経路で行けばいいのか、どのように販売促進活動をすればいいのか分からない。
大丈夫です。不安は1つずつ丁寧に解消しましょう!!
弊社には、税理士、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士、元金融機関の営業担当、補助金コンサルタントといった幅広い専門家が在籍しているため、みなさんの不安を解決することができます。
お客様の今後のビジョンを踏まえて、幅広い視点からご支援いたします。
弊社では無料の相談を行っていますので、開業に関して不安がある方はお気軽にご相談ください。
【無料相談のご案内】
起業の手続きって何から始めればいいの?といった疑問に対して適切なアドバイスを無料にて行っております。
無料相談も行っているので、ぜひ一度、ご相談ください。お問い合わせお待ちしております!
この記事を書いた人
三浦高/Takashi Miura
元創業補助金(経済産業省系補助金)審査員・事務局員
中小企業診断士、起業コンサルタント®、
1級販売士、宅地建物取引主任者、
補助金コンサルタント、融資・資金調達コンサルタント、
産業能率大学 兼任教員
2024年現在、各種補助金の累計支援件数は300件を超える。
融資申請のノウハウも蓄積し、さらに磨きを掛けるべく日々事業計画書に向き合っている。