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シュノブ効果とは?“人と違う”を求める心理をマーケティングに活かす方法
こんにちは、中野裕哲です!今回は行動経済学シリーズのひとつとして、「シュノブ効果(またはスノップ効果)」をテーマにお話しします。
これはマーケティングの現場でも実によく使われる考え方で、「他人と同じは嫌!自分だけが持っているものが欲しい」という人間心理を表しています。
■この記事はこんな方におすすめ
- 自社商品に“独自性”を加えて売上アップを狙いたい経営者さん
- 行動経済学の視点からマーケティングを見直したい方
- 限定・プレミアム商品に興味がある方
ズバリ言います。
「売れている」だけが売れる理由じゃないんです。
「みんな持ってるなら、私は要らない」──そんな心理が、今、熱いんです!
1. シュノブ効果とは?その定義と心理背景
シュノブ効果とは、「他人と同じものを持ちたくない」「差別化したい」という欲求に基づく購買行動のこと。
バンドワゴン効果(みんなが持ってるから欲しい)と対照的な心理です。
具体的な例:
- 人と違うデザインのスマホケースを選ぶ
- 誰も使っていないブランドの服を好む
- 地域限定・数量限定・期間限定商品に惹かれる
この「限定」という言葉に弱い方、多いですよね。
2. 実際のマーケティング活用例
限定商品や地域特化商品
- 群馬限定「ぐんまちゃんクッキー」やご当地ラスク
- 工場見学でしか手に入らないお菓子など
プレミアム商品
- コンビニ限定「プレミアムアンパン」
- 定番商品に特別仕様を加えたもの(例:プレミアムキノコの山)
高級志向商品
- 家電ブランド「バルミューダ」の電子レンジやトースター
- 一般的な製品の数倍の価格でも“選ばれる”理由があります
3. シュノブ効果を生み出すキーワード
- 「限定」…地域・期間・数量などの条件で特別感を演出
- 「プレミアム」…通常よりも上質な印象を与える
- 「希少性」…なかなか手に入らないこと自体が価値になる
- 「所有欲・見せびらかし欲」…人に自慢したくなる心理
中野の一例:
開業時から使っていた安価な電子レンジを卒業し、バルミューダを導入。
「ブルン」と音が鳴る特別な操作音で、まさに“所有欲”をくすぐられる演出に感動!
4. 高額商品が売れる理由──シュノブ効果の真骨頂
なぜ同じ機能の商品でも、高額の方が売れるのか?
それは“持つことそのもの”に価値があるからです。
- 高価格=他人と違う=ステータス
- 自己満足+他人へのアピール
まさに「俺ってこんなの持ってんだぜ?」という見せびらかし効果が働きます。
5. シュノブ効果を活かす商品・サービス設計のポイント
実践のヒント:
- 限定性を強調する(地域・期間・数量)
- パッケージやデザインに独自性を持たせる
- ストーリー性のある商品説明をつける
- 所有することで“ちょっと誇らしい”気持ちを与える
「ただ便利」だけではなく、「選ばれる理由」を明確にすることがカギです。
■まとめ──“他と違う”が売れる時代へ
今の時代は、「みんなが買ってるから安心」だけじゃなく、「他と違うから選ぶ」という価値観も重要になってきました。
シュノブ効果は、うまく活用すればブランディングやマーケティングに大きな力を発揮します。
あなたの商品にも、「他とは違う価値」をちょっと加えてみませんか?
何から始めればいいか迷ったら、ぜひ私たちにご相談くださいね!
フリーダイヤル tel:0120-335-523