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「企業の3K」経費をどう見るか?交際費・交通費・広告宣伝費の攻めと守りを考える
はじめに:「3K」は経費のこと?
「3K」と聞くと、きつい・汚い・危険という労働現場のキーワードを思い浮かべる方が多いと思いますが、今回のテーマはそれとはちょっと違います。
企業経営における「3K」とは、ずばり「交際費」「交通費」「広告宣伝費」。これらは、特に経理部門から“嫌われがち”な経費。景気が悪くなると真っ先に削られる運命にあります。
でも、それって本当に削っていい経費なんでしょうか?経営者やマーケター、営業の立場からすると、むしろ「攻めの投資」とも言えるはず。
経費の3Kとは?企業がまず見直される領域
まずは定義から。「経費の3K」とは以下の3つです:
- 交際費:取引先との関係構築、飲食、贈答など
- 交通費:出張、営業、移動などにかかる費用
- 広告宣伝費:チラシ、ネット広告、看板、SNS、YouTubeなど
これらは「費用対効果」が見えにくく、経理部門からは厳しい目で見られがちです。特に不景気になると、経営者の判断でまず削減対象になる可能性が高いのです。
なぜ3Kが嫌われるのか?経理部門の本音
実際に、ある中堅企業で経理部長が、1億数千万円の経費カットを行ったとき、社員からは大ブーイング。ですが、毎年続く固定費の削減は、企業存続にとっては欠かせない場面もあるんです。
そして、削減しやすいのが「3K経費」。交際費、交通費、広告宣伝費は「不要不急」と見なされがち。経理部門は、数字だけを見て「ここ削れるんじゃないか?」と判断しがちです。
攻める経営者視点:交際費は“種まき費用”
でも、ここが落とし穴。交際費は単なる飲み代ではなく、人脈づくりのための“種まき”費用。仕事を取ってくる営業マンにとっては「武器」でもあるのです。
「費用の中身を見るべき」。単に「金額が大きいからNG」と切り捨てるのではなく、それが“リターンを生む可能性”があるかどうかをしっかり判断したいところです。
交通費も変わった!時代とともに変化する経費の価値
昔はとにかく「出張」「面談」「現地訪問」が当たり前でしたが、今やオンライン会議が当たり前の時代。ZoomやTeamsの普及で、移動を伴わない営業も増えています。
ただし、「現地に行く価値」がある取引も、もちろん残っています。出張経費は「楽しみ」の要素もあったかもしれませんが、今はより慎重に、「必要な出張か?」が問われる時代になったといえるでしょう。
広告宣伝費のROI(投資対効果)は?
広告宣伝費もまた、使い方次第で大きく成果が変わる領域。最近では、SNSやYouTubeなどの“低コスト高効果”な施策も選べるようになりました。
紙媒体中心だった時代に比べ、デジタル広告ならCPA(顧客獲得単価)を抑えつつ、高い効果が狙えます。むやみに削減するよりも、「効果が出る使い方」にシフトすべきですね。
削るだけでなく「補助金」や「工夫」で攻める
最近では、広告宣伝費や交際費に活用できる「補助金制度」も増えています。たとえば「小規模事業者持続化補助金」では、チラシ作成費やホームページ制作費も対象になることがあります。
削るのではなく、「外部資金を活用して賢く攻める」という発想も大事なんですね。
現場 vs 経理部門のバランス感覚
この3K経費、実は現場と経理の“永遠のバトル”とも言われます。経費精算の際に、経理部のチェックが厳しくてピリピリ…なんて経験、あるあるです。
でも、現場が「これがないと売上につながらない」と考えるなら、それを数字で説明する工夫が必要です。経理目線と現場目線、両方のバランスを取りながら、ムダな支出と“未来への投資”をしっかり見極めたいですね。
まとめ:3K経費を“ムダ”で終わらせないために
交際費、交通費、広告宣伝費。これらは確かに、ムダ遣いになりやすい側面もありますが、見方を変えれば、事業の成長を支える“攻めの経費”にもなります。
重要なのは、「削ること」よりも「成果につながる使い方をすること」。そして必要なら補助金などの外部資金も活用しながら、経営のかじ取りをしていくことが大切です。
「この経費、うちの経理部門に説明できるかな?」そんな視点を持ちつつも、必要な経費はしっかり使う。そんな攻守のバランスを、ぜひ意識してみてくださいね。
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