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是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
売上6.5億でも資金不足!?医療系商社に学ぶ“財務改善”のヒント
はじめに:数字は好調なのに、なぜ資金繰りが苦しい?
売上6.5億円。聞こえは立派ですが、実は“キャッシュが少ない”という悩みを抱える企業も少なくありません。
今回のテーマは「医療系商社A社」の妄想決算から読み解く、“数字の裏に潜む課題”とその解決策です。原価率・在庫・売掛金……あなたの会社にも似た悩み、ありませんか?
売上は上がっているのに利益が出ない理由
A社の決算書を見ると、売上は6.5億円あるものの、利益率はわずか1割弱。
高額な医療機器(CTや内視鏡など)の取扱が多く、原価率が高いため、どうしても粗利が出にくい構造になっています。
その上、販売管理費や金利負担も重く、結果として最終利益がわずかという現実……。
資金繰りのカギを握る“現金”と“回収”
現金残高が少ない!
6.5億円売上があるにも関わらず、現金残高はたったの500万円。
理由は、売掛金や在庫が膨らみすぎており、資金が“回っていない”からです。
売掛金の回収が遅れている!
医療業界特有の2~3ヶ月先の入金サイトに加えて、営業マンが見積・納品・請求まで行っているため、入金チェックが疎かになりがち。
経理担当者も多忙で、回収管理に手が回っていない状況です。
在庫の3割が“動かない”!?
A社では在庫の3割が“死に筋商品”。
新製品の入れ替わりが激しい医療分野では、旧型商品が倉庫に眠りがちです。
これが資金を食いつぶしている元凶。
売れない在庫はバッタ屋への処分や除却損処理など、BS改善と税負担軽減のために早期対応が求められます。
DXで改善!請求・回収業務の効率化
クラウド請求ソフトや自動消込システムを導入することで、売掛管理を効率化。
入金が確認できなければ自動通知、営業・経理が連携して素早くフォローする体制が構築できます。
“回収できていないことに気づかない”を防ぐ仕組みが重要です。
拡大を目指すなら“利益構造”の見直しを
社長は売上10億・20億を目指す拡大志向ですが、利益が出ないまま拡大すれば、資金繰りはさらに厳しくなります。
・商品構成の見直し(利益率の高い商品を増やす) ・補助金活用による顧客支援(動物病院など) ・借入限界とキャッシュフローの意識
これらが今後の成長には欠かせません。
おわりに:利益が出なければ、拡大は続かない
会社の規模を大きくする前に、財務の足元を見直すことが先決です。
利益が出てこそ、借入もできる。回収ができてこそ、現金が増える。
今ある数字を読み解くことで、未来の可能性はグッと広がります。
お気軽に、財務・資金繰りのご相談、お待ちしております!
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