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コラム

決算書分析⑥ 伸びている会社ほど要注意!在庫管理と売掛金回収の重要性

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Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

売上6.5億でも資金不足!?医療系商社に学ぶ“財務改善”のヒント

はじめに:数字は好調なのに、なぜ資金繰りが苦しい?

売上6.5億円。聞こえは立派ですが、実は“キャッシュが少ない”という悩みを抱える企業も少なくありません。

今回のテーマは「医療系商社A社」の妄想決算から読み解く、“数字の裏に潜む課題”とその解決策です。原価率・在庫・売掛金……あなたの会社にも似た悩み、ありませんか?


売上は上がっているのに利益が出ない理由

A社の決算書を見ると、売上は6.5億円あるものの、利益率はわずか1割弱。

高額な医療機器(CTや内視鏡など)の取扱が多く、原価率が高いため、どうしても粗利が出にくい構造になっています。

その上、販売管理費や金利負担も重く、結果として最終利益がわずかという現実……。


資金繰りのカギを握る“現金”と“回収”

現金残高が少ない!

6.5億円売上があるにも関わらず、現金残高はたったの500万円。

理由は、売掛金や在庫が膨らみすぎており、資金が“回っていない”からです。

売掛金の回収が遅れている!

医療業界特有の2~3ヶ月先の入金サイトに加えて、営業マンが見積・納品・請求まで行っているため、入金チェックが疎かになりがち。

経理担当者も多忙で、回収管理に手が回っていない状況です。


在庫の3割が“動かない”!?

A社では在庫の3割が“死に筋商品”。

新製品の入れ替わりが激しい医療分野では、旧型商品が倉庫に眠りがちです。

これが資金を食いつぶしている元凶。

売れない在庫はバッタ屋への処分や除却損処理など、BS改善と税負担軽減のために早期対応が求められます。


DXで改善!請求・回収業務の効率化

クラウド請求ソフトや自動消込システムを導入することで、売掛管理を効率化。

入金が確認できなければ自動通知、営業・経理が連携して素早くフォローする体制が構築できます。

“回収できていないことに気づかない”を防ぐ仕組みが重要です。


拡大を目指すなら“利益構造”の見直しを

社長は売上10億・20億を目指す拡大志向ですが、利益が出ないまま拡大すれば、資金繰りはさらに厳しくなります。

・商品構成の見直し(利益率の高い商品を増やす) ・補助金活用による顧客支援(動物病院など) ・借入限界とキャッシュフローの意識

これらが今後の成長には欠かせません。


おわりに:利益が出なければ、拡大は続かない

会社の規模を大きくする前に、財務の足元を見直すことが先決です。

利益が出てこそ、借入もできる。回収ができてこそ、現金が増える。

今ある数字を読み解くことで、未来の可能性はグッと広がります。

お気軽に、財務・資金繰りのご相談、お待ちしております!

 

フリーダイヤル tel:0120-335-523

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