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コラム

知っていれば100戦100勝!!ランチェスター戦略

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Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。

以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。

中小企業が生き残るための「ランチェスター戦略」超入門

~弱者が勝つための一本道の戦い方~


はじめに

皆さん、「ランチェスター戦略」という言葉、耳にしたことはありませんか?
ビジネスの世界でもよく登場する戦略論ですが、「聞いたことはあるけど内容はよくわからない」という方が多いのも事実です。

今回ご紹介するのは、この戦略を中小企業がどう活用できるかを、シンプルかつ実務的に解きほぐしたもの。軍事理論が発祥ですが、実はマーケティングや営業、経営判断にとても応用しやすい考え方です。
本記事を読み終わるころには、「あ、これならうちの会社でも使える!」と感じてもらえるはずです。


ランチェスター戦略とは何か

ランチェスター戦略は、第一次世界大戦期のイギリス軍人ランチェスターが提唱した「戦闘の法則」に基づく理論です。大きく2つの法則があります。

第1法則:一騎打ちの法則(弱者の戦略)

別名「接近戦・局地戦の法則」。
戦闘力は「兵力(人数)×武器性能」で決まり、同じ武器を持っていれば単純に人数が多い方が有利です。
たとえば、4人対10人で同条件なら、ほぼ確実に10人側が勝ちます。

この法則が示すのは、「弱者は大人数同士の正面衝突を避け、戦いの舞台をできるだけ小さく区切るべき」ということです。


第2法則:広域戦・確率戦の法則(強者の戦略)

こちらは「兵力の二乗×武器性能」で戦闘力を算出します。
大砲やマシンガンのように、遠距離から複数を同時に攻撃できる状況では、人数差の影響が圧倒的に大きくなります。

例えば3人対5人の場合、

  • 3人側:3²=9パワー

  • 5人側:5²=25パワー

兵力差はわずか2人でも、戦闘力は約3倍に開きます。
つまり、この状況で弱者が挑むのはほぼ自殺行為です。


中小企業が避けるべき戦場

大企業は資金力・人材・設備といった「兵力」が豊富です。広告宣伝や大量仕入れなどの第2法則的戦い方(広域戦)が得意で、規模の差をフルに生かせます。

この土俵に中小企業が乗れば、まさに1対1000の戦い。勝ち目はほとんどありません。
だからこそ中小企業は、第1法則の世界——つまり「局地戦・ゲリラ戦」に持ち込むことが必須です。


局地戦に持ち込むためのポイント

1. 戦場を狭くする

市場を細かく分けて、「一本道の谷間」に誘い込むイメージです。
たとえば広い平原(全国市場)で戦うのではなく、地域や業種を絞り込みます。

  • 全国対応ではなく、特定エリア密着

  • 幅広い商品より、特定分野に特化

  • 大口顧客ではなく、ニッチな需要層を徹底開拓


2. 相手の強みが発揮できない分野で戦う

大企業は大量仕入れ・大量広告が得意ですが、逆に小回りや柔軟な対応は苦手です。

  • オーダーメイドや一点物

  • 手間のかかるサービス

  • 顧客との濃密な関係構築

こうした分野は、中小企業の得意技です。


3. ターゲットを極限まで絞り込む

誰にでも売ろうとすると、大企業との正面衝突になります。
「そのお客様に関してはうちが日本一詳しい」と言えるレベルまで絞ることが重要です。
例:

  • 「○○市の飲食店専門の厨房清掃業」

  • 「創業3年以内のITベンチャー向け税務顧問」


ランチェスター戦略のビジネス応用例

  • 小規模書店の生き残り策
    大型チェーンやAmazonに正面から挑めば敗北必至。代わりに「地元作家フェア」や「週末ワークショップ」を開催し、地域密着型の文化拠点としてポジション確立。

  • 町工場の差別化
    大量生産ではなく、超短納期や試作品対応に特化し、大手メーカーから「ここしか頼めない」案件を獲得。

  • 飲食店の集客戦略
    大手チェーンが狙わない、極端に小さなターゲット層(ビーガン×グルテンフリー×地産地消)に特化。口コミとSNSで固定客化。


まとめ:弱者は“正面から戦わない”

ランチェスター戦略の核心は「戦う場所と方法の選択」です。
大企業が得意な土俵ではなく、自分たちが最大限力を発揮できる局地戦へ持ち込むこと。
そのためには、

  1. 市場を細分化する

  2. 強者の得意分野を避ける

  3. ターゲットを絞り込む

この3つを徹底することが、中小企業の生存率を飛躍的に高めるカギになります。


記事を読んで興味を持ったら…

今回の記事は、ランチェスター戦略のごく入り口部分だけを紹介しました。実際には、もっと細かな戦術や事例、数値分析の方法があります。
動画では図解と具体例を交えて、さらにわかりやすく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!

フリーダイヤル 0120-335-523

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