
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
価格競争から抜け出す!ストーリーマーケティングでファンと売上をつくる方法
はじめに
現代の市場はモノと情報で溢れかえっています。
消費者は全国、時には世界規模で価格を比較でき、「どこが一番安いか」 だけで選ぶことも珍しくありません。
しかし、この価格競争の波に飲み込まれれば、利益は削られ、持続的な経営は難しくなります。
そこで鍵になるのが——ストーリーマーケティング。
単なる「作られた物語」ではなく、あなた自身や会社のリアルな物語を発信し、ファンとリピーターを育てる手法です。
今回は、実際の事例を交えながら、その力と活用方法を解説します。
ストーリーは誰もが持っている
多くの経営者が「うちには話すようなストーリーなんて…」と言います。
しかし、あなたもすでに自分の物語の主人公として生きています。
生まれてから今までの道のり、起業や経営のきっかけ、そこで感じた喜びや苦労——すべてがストーリーになり得ます。
例えば、大工さんが「食うためにやっている」ではなく、
「仕上がりの美しさを、手で触って確かめて納得できる仕事しかしたくない」と語れば、
その信念に共感し、依頼したくなるお客様は必ず現れます。
実例:ベトナムの名店を日本に
私が関わった中で、特に印象的なストーリーがあります。
それが、ベトナム・ハノイで一日2,500食を売り上げるフォーの名店「フォーティン」を日本に持ち込んだ起業家の話です。
出会いと情熱
飲食業界経験ゼロの彼は、旅行先のハノイでフォーティンの味に感動。
「これを日本で広めたい!」と起業相談に訪れました。
私は「身振り手振りでもいいから、情熱を見せに行け」と背中を押しました。
行動力が道を開く
彼はすぐにベトナムへ飛び、言葉も通じない中、毎日お店の前でスケッチブックを手に立ち続けました。
7日目、ついにオーナーのTさんが話を聞いてくれることに。
その場で先祖代々の墓前に連れて行かれ、「日本で必ず成功させる」と誓いを立て、正式に認められました。
日本での挑戦
帰国後は、日本での食材調達や味の再現、人材育成という課題が待っていました。
何度も試作と調整を重ね、店長を現地修行に送り込み、ついに池袋に1号店をオープン。
今ではテレビ番組にも取り上げられる人気店となっています。
ストーリーはブランドを強くする
マクドナルド、ケンタッキー、Apple、コカコーラ——世界的ブランドには必ず創業ストーリーがあります。
顧客は単なる商品ではなく、その物語の延長線上にある商品を買っています。
フォーティンのフォーを食べる人も、「ハノイの名店の味を情熱で日本に持ち込んだ物語」の一部を体験しているのです。
ストーリー発信のポイント
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リアルを語る
作り物ではなく、実際の体験や背景を伝える。 -
きっかけを明確に
なぜその商品や事業を始めたのかを話す。 -
人物を前面に出す
経営者自身や関わった人の想いを紹介。 -
写真や映像で感情を可視化
感動の場面や出会いの瞬間は特に有効。 -
継続して発信する
ホームページ、SNS、メディアなど複数の場で伝え続ける。
まとめ
価格競争に巻き込まれないためには、
「誰から買うか」 という価値をお客様に感じてもらう必要があります。
ストーリーは、その価値を生み出す最強の武器です。
自分や会社の歩み、想い、挑戦の過程をオープンにし、共感を生む。
それがファンを育て、価格ではなく信頼と感情で選ばれるビジネスへと導きます。
無料相談も行っているので、ぜひいちどご相談ください。お待ちしております!
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