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是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
財務分析は“健康診断”!決算書を読み解く力を身につけよう
はじめに:決算書、ちゃんと読めていますか?
ズバリ言います。決算書は、会社の健康診断表です。
でも中小企業の経営者の多くが、「税理士さんに任せっきりで見てない」「数字は苦手だから…」と敬遠してしまいがち。でも、これではご自身のビジネスが健康かどうか分からずに走り続けるようなものです。
今回は、「売上高×利益」の視点から損益計算書(PL)を見ていくことで、会社の強み・弱みを掴む方法をやさしく解説します。動画を見ながら、一緒に自社の状態を見直してみましょう!
目次
- 財務分析とは「PL」の読み解きから
- 売上総利益と売上総利益率
- 営業利益と営業利益率
- 経常利益と会社全体の力
- 「赤字」の意味をどう捉えるか?
- コロナ禍で見えた利益構造の変化
- 「決算書フェチ」な私たちが見ているポイント
- 無料の財務分析相談も受付中!
財務分析とは「PL」の読み解きから
財務分析の基本中の基本は、損益計算書(PL)の読み方を理解することから始まります。PLは、企業がある期間にどれだけ売上を上げ、どれだけの費用がかかって、結果いくら儲かったかを示すものです。
PLは、ざっくり言えば次の構成です:
- 売上高
- 売上原価(仕入や外注費など)
- 売上総利益(=売上高-売上原価)
- 販売費および一般管理費(人件費や家賃など)
- 営業利益(=売上総利益-販管費)
- 営業外収益・費用(利息など)
- 経常利益
- 特別利益・損失
- 税引前利益
- 当期純利益
このうち、特に注目すべきは「売上総利益」「営業利益」「経常利益」の3つです。
売上総利益と売上総利益率
売上総利益とは、売上から原価を引いたもの。
売上総利益 ÷ 売上高 × 100=売上総利益率
これは「あなたのビジネスの粗利率」、つまり商品やサービスの“強さ”を示す指標です。ハイブランドやコンサル業などは高い傾向にありますが、卸売業や米などの食品業界は低くても当たり前。
ポイントは“業界平均と比べること”です。
営業利益と営業利益率
営業利益とは、「本業でいくら稼げたか?」を示す利益です。販管費(人件費・家賃・広告費など)を引いたあとの利益ですね。
営業利益 ÷ 売上高 × 100=営業利益率
ここは、金融機関が注目する超重要ポイント。なぜなら、企業の“本業の稼ぐ力”を示すからです。
経常利益と会社全体の力
営業利益に、営業外の収益・費用(利息収入・支払利息など)を加減して出てくるのが経常利益です。
つまり、会社全体としてどれだけの利益体質かを示すもの。
この段階での利益率も見ておくと、収益構造のバランスが見えてきます。
「赤字」の意味をどう捉えるか?
ズバリ言います。
- 営業利益が赤字なら危険信号! → 本業そのものがうまくいっていない
- 経常利益や当期純利益が赤字でもまだセーフな場合あり → 一時的な損失や特別要因であることも
とくに「営業利益が赤字」の場合、ビジネス構造自体を見直す必要があります。仕入が高すぎるのか?販管費が重すぎるのか?役員報酬が高すぎるのか?
冷静に見直してみましょう。
コロナ禍で見えた利益構造の変化
コロナの時期、売上総利益が減った企業も多くありました。しかし、一方で雇用調整助成金などが入り、営業外収益が膨らんで帳尻が合ったという会社も。
このように、決算書には「今、何が起きているのか?」が如実に表れます。
「決算書フェチ」な私たちが見ているポイント
私たちはプロとして、毎日いろんな会社の決算書を分析しています。動画の中でも、「決算書見せてくれ〜」と冗談めかしていましたが、本当に好きなんです(笑)。
決算書を見れば、会社の姿がまるっと見えてくる。まるでX線のように内部が透けて見える感覚です。
無料の財務分析相談も受付中!
「でも、うちは財務なんて苦手で…」という方へ。
ご安心ください。動画を見ていただいた方には、無料の財務分析相談を行っています。顧問契約など一切不要で、ただ決算書を見せていただければOKです。
ぜひお気軽にご相談くださいね!
フリーダイヤル tel:0120-335-523