ビジネスの特徴
楽器店とは、店舗を構えて楽器の小売販売を行うビジネスのことです。令和2年から広がった新型コロナウイルス感染症の影響によって、音楽イベントが相次いで中止となり、外出が控えられ自宅で過ごす時間が長くなったために、「巣ごもり需要」として楽器の売上が大幅に伸びたという現象がみられました。コロナ禍の影響は楽器店にとっても決して小さなものではありませんでしたが、逆にコロナ禍だからこそ販売数を伸ばした商品もありました。
市場トレンド
(1)ネット販売と店頭販売の両立
コロナ禍を通して私たちの生活様式は大きく変化しており、コロナ禍で高まったネット販売(通信販売)に対する需要は今後しばらく続くと思われます。しかし1台1台楽器の個性が違うために、実店舗で試奏をした上で購入が決められる管楽器やアコースティックピアノなどは、ネット販売には向かないとされていることから、やはり実店舗での店頭販売が必要になると考えられます。
(2)アパートでも楽しめるサイレント楽器の需要
自宅の部屋で楽しむことを考えれば、ヘッドフォンを付けて演奏できるサイレント楽器や電子楽器などは、今後も一定の需要が見込まれます。またヤマハのサイレントシリーズにはアコースティックなサウンドの弦楽器・管楽器があります。電子ドラムや電子パーカッションも人気が高くあります。近隣に迷惑をかけず楽器を演奏できる空間をつくり出す「防音室」については、音楽以外にもまだまだ活用法がありそうです。
(3)ニッチなジャンルを狙う
一般的によく知られた楽器だけでなく、最近では前述のカリンバのように、マイナーな民族楽器が人気になるケースもあります。実際に他店では買えない楽器を厚く揃えることで特徴を出している楽器店もあります。
開業形態
●個人事業主
●法人の設立
許認可
楽器店を開業するにあたって必要な許可、申請は特にありません。しかし、開業者自身が楽器店との繋がりを持っていることで、スムーズに事業を行うことに繋がります。
開業ステップ
①事業計画の策定
②資金調達
③店舗物件の決定、内装業者選定
④楽器等商品の仕入
④宣伝広告・プロモーション
⑤開業
開業資金
開業形態にもよりますが、商品の楽器の仕入れなどに費用がかかるため、おおよそ1,000万円から1,500万円程度が相場だと言われています。
会社設立
楽器店は個人でもできますが、会社を設立するという選択肢もあります。では、会社の設立はどのように行うのでしょうか。東京都で会社を設立する場合の具体的なステップをご紹介します。
①申請書類の作成
※申請書類は都庁で購入できます。
②免許申請
※申請書類を都庁の管轄部署に提出します。
③審査
④許可
その他にも、事業内容などによって必要な手続きが増える場合があります。会社設立には書類の作成や手続きが多く手間や時間がかかります。
弊社では、会社設立を考える起業家のみなさんの負担を軽減するため、コンサルティング付きの会社設立支援サービスを低価格で行っています。詳しくは以下のリンクをご参照ください。
収益モデル
開業する前に、一度事業計画を立ててみることをオススメします。「どのように顧客を獲得していくか」「いかに効率化を図るか」などの戦略を練っておくことが、事業成功のカギになります。
まずは、弊社の事業計画書フォーマットを参考にして計画を作成してみてください!
以下のリンクからダウンロードできます。わからない項目などがあれば、お気軽にご相談ください!
以上が楽器店で開業する際の全体像になります。
最後まで見てくださったみなさんはこう感じたのではないでしょうか?
楽器店の開業って手間がかかる‼
事業計画書の作成や資金の調達、設備等の導入など、開業準備の時点でやるべきことがたくさんあります。
また、競合他社との差別化を図るために、マーケティング活動に力を入れたり、取扱商品を工夫する必要があります。
ここまで聞くと楽器店での開業は自分には難しいと感じてしまうかもしれません。
しかしながら‼
弊社には、税理士、社会保険労務士、行政書士、中小企業診断士、元金融機関の営業担当、補助金コンサルタントといった幅広い専門家が在籍しているため、みなさんの不安を解決することができます。
お客様の今後のビジョンを踏まえて、幅広い視点からご支援いたします。
弊社では無料の相談を行っていますので、開業に関して不安がある方はお気軽にご相談ください。
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