
Youtubeに動画を投稿しました。
経営の考え方やマーケティングについてのお役立ち動画を毎日投稿しております!
是非御覧ください。
以下は動画の概要を記事風に説明したものです。詳細は是非動画をご覧ください。
初めての事業譲渡|会社を買うときに押さえておくべき3つの大事な視点
いま、事業譲渡の相談が急増中。その背景とは?
ここ最近、特に増えているご相談のひとつに「事業譲渡(M&A)」があります。
経営者の高齢化、後継者不足、従業員の独立願望…。いろいろな要因が重なって、「会社を売りたい」「事業を譲りたい」というニーズが確実に増えているんですね。
一方で、それを「買いたい」という方も増えています。今の事業を拡大したい、別事業へ進出したい、既存の仕組みを活用してスタートダッシュを切りたい…そんなニーズです。
今回は、そんな「買う側」の立場に立って、事業譲渡で失敗しないための大切な3つのポイントを、ズバリお伝えしていきます。
【ポイント1】買収できる「体力」が自社にあるか?
まず最初に押さえておきたいのは、ズバリこれ。
「そもそも、自社に買収できるだけの体力はあるのか?」
ここで言う“体力”とは、資金力はもちろん、財務体質や人員体制も含まれます。
たとえば年商3,000万円の会社が、1億円規模の会社を買おうとしたら…ちょっと待った!です。
たとえ融資を受けられたとしても、買収後の返済負担、運転資金、組織の維持コスト…。様々なリスクを抱えることになります。
ここでのポイントは、「手持ち資金だけで見ない」「借り入れ後の経営も見据える」ことです。
【ポイント2】“シナジー効果”があるか?
次に大事なのがこちら。
「買収によって、1+1が3にも4にもなるか?」
これがいわゆる“シナジー効果”ですね。単なる足し算ではなく、相乗効果が生まれるかどうか、という観点です。
たとえば、
-
同業種であれば、仕入れ価格の交渉力が上がる
-
営業エリアが広がり、顧客の幅が増える
-
管理部門などのコストが一部重複して削減できる
など、買うことで全体の効率や収益性がアップする見込みがあるかをよく見極めましょう。
反対に、全く畑違いの業種(例:飲食店が学習塾を買うなど)の場合、ノウハウも人材も流用できず、うまくいかないリスクが高まります。
【ポイント3】「本当に、その事業を買うべきなのか?」
これは最後ですが、最も大切な問いかけです。
「その事業、本当にあなたが買うべきですか?」
ここが甘くなると、後々大きな後悔につながる可能性があります。
なぜなら、売る側は当然ながら“良い情報”を前面に出してきます。「黒字です」「従業員もそのまま働いてくれます」「顧客も継続です」などなど。
でも、裏側には必ず理由があるはずです。
-
なぜ今、売却するのか?
-
まだ現役でやれそうな年齢なのに、なぜ手放すのか?
売主の“本音の理由”をしっかり探ることも、非常に重要な判断材料になります。
たとえば、見た目は黒字でも、実は将来的な借入金の返済が重くのしかかっていたり、従業員の退職が決まっていたりするケースもあるのです。
【まとめ】買収は「勢い」ではなく「戦略」で決める
事業譲渡(M&A)は、成功すればとても大きな成長チャンスになります。
ただし、「買えるから買う」「黒字だから買う」では、うまくいきません。
体力、相乗効果、そして本当に必要な案件かどうか。冷静に、客観的に、でもワクワクしながら判断していくことが大切です。
「自分に合った買収案件かどうか」無料で相談できます
私たちのところにも、事業譲渡に関するご相談が週に2~3件は入ってきています。
-
「この会社、買っても大丈夫でしょうか?」
-
「買収後の経営に自信がありません」
-
「資金調達の見通しが不安です」
そんなお悩みがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。
メールでも電話でも、お好きな方法で大丈夫です。専門家の視点から、誠実にアドバイスさせていただきます。
無料相談も行っているので、ぜひ一度ご相談ください。お待ちしております!
フリーダイヤル tel:0120-335-523